ゴキゲンLIFEの最期の朝
「今日が、人生の最期の日なら?」
NHK朝ドラ「スカーレット」で登場した絵本「Today is」のテーマです。
人間はいつか死にます。
若い人はそれが遠い先のように感じますし、老いてくればそれはとても近く感じます。
でも、人の生死が、いつかなんて、誰にもわかりません。
アーリーリタイアを考え始めてから、「いつ死んでも後悔しないようにするにはどうしたらいいか」をよく考えました。
まず、「サラリーマンとして、このまま一生、働きに働いて、ストレスで息もできないくらいに悩む生活を続けていたら、必ず人生を後悔するだろう」ということだけは、ハッキリわかりました。
では、どうすればその生活から抜け出せるのか。
出した方法が「逆算型人生設計」でした。
ゴキゲンLIFESHIFTのための逆算型人生設計
人生の最期の日に、笑っている自分を想定し、そこから「いま」の自分の在り方を逆算して規定するのです。
そう考えれば、最期に笑って死ぬためには、仕事以外に守るべきことがたくさん見えてきました。
家族、お金以外のスキル、友人や隣人、思い出、・・・。これらを死ぬまで大事にしなければ、笑って死ねないと思いました。
そして「美しく、粋に死ぬ」という自分の美学みたいな覚悟もできました。
健康寿命を前提にLIFESHIFTする
問題は、自分が、どこまで長生きするかでした。
いわゆる長生きリスクです。
そこで自分の最期の日を何段階かに設定してみました。
明日死ぬ場合、60歳で死ぬ場合、70歳で死ぬ場合、80歳で死ぬ場合、90歳で死ぬ場合を、それぞれ想定しました。
これを考える中で、寿命とは別の「健康寿命」という考え方を知りました。
人生100年時代とはいえ、健康に活動的に過ごせる限界は、大体75歳くらいまでなのです。
この健康寿命を考えれば、58歳のいまから75歳までの17年間、「人生の黄金期」をいかに充実させるかが、笑って死ぬための最大要件だと気づきました。
アーリーリタイアに踏み切った理由
そこで今回、「75歳までの黄金期の上り坂」と、「75歳以降の黄昏期の下り坂」のそれぞれで、後悔しないための自分なりの諸条件を出してみました。
詳しく諸条件を見ていくと、健康で、旅行もでき、おいしいものも好きなだけ食べられる世代と、それが徐々に失われていく世代では、求めるものが大きく違いました。
諸条件を自分なりに書き出してみると、「夫婦で世界中を旅行したい。陶芸を30年は続けたい。ハワイに1か月以上長期滞在したい。好きな研究を一生続けたい」と、人生の最期の日に、笑っている自分は、かなり欲張りでした。
健康寿命の残された時間で、これらをしっかり体験しなければ笑って死ねないとしたら、迷っている時間はありませんでした。
これが今回、自分でアーリーリタイアに踏み切った理由です。
ではどうやったら、このアーリーリタイア後の生活を成立させられるか?
これについては、また別の機会にレポートしますので、お楽しみに。
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