退職・卒業旅行でHAWAIIに来ています、やっと!
あいにくコロナとウクライナ戦争で、延びに延びになり、1年越しの実現になりました。
なんと3年ぶりのワイキキです。
ところが運悪く円安の影響で、なにも買えません(笑)。
アフターコロナ&ウクライナ戦争のシニアライフを再設計する
そういう意味では、今回の旅は、この経済状況について、日本に居ても見えないことをたくさん経験できました。今回の旅のテーマは、日常では考えられない大局観を持って
「アフターコロナ&ウクライナ戦争のシニアライフを再設計する」でした。
なので、まさにピッタリの状況になったのです。
ということで、アーリーリタイアをして、ゴキゲンLifeShiftを提唱し早一年。
そろそろ第1回のPDCAループの「Check&Reaction」時期になりました。
ここHAWAIIで当初の計画を見直し、少し軌道修正しようと思います。
前提 世界不況と円安を織り込む
日本のメディアが、世界中の金利上昇に対して、ひとりゼロ金利を続ける日本の政府・日銀の金融政策を批判してますが、ハワイの物価上昇を目のあたりにすると、これらは的を外してる気がします。
なにしろアメリカ、特にハワイは「異常」な物価上昇です
ハワイを30年以上、定点観測してますが、こんなに急激にモノの値段が上がったことはないと思います。
ランチプレートが17ドルします。
「おーいお茶」のペットボトルが$3.29。
ブロッコリーが1Lb $7ドルと生鮮食料品が3倍くらいに値上がりしています。
卵がなんと1ダース 10ドル!
日本と同じ、輸入に頼る土地柄なので、原材料費の値上がりに敏感に反応します。
所得が上がる転職ができる人はいいでしょうが、現職での給料アップは簡単ではないと思いますので、ほとんどの人の生活はかなり厳しくなっています。
コロナ対策でアメリカ政府が無制限にお金をばらまき過ぎたのです。
それを政府金利で急激に回収しようとしてるのですが、どう考えてもそのスピードが速すぎて、低所得者層がついていけなくなってます。
ハワイではしばらく見なくなっていた「ホームレス」がたくさんいます。街も少し不穏で危険な雰囲気がします。
以前からもそうでしたが、ハワイでは朝の仕事、昼の仕事、夜の仕事を3つ掛け持ちするする人がたくさんいます。これらの傾向に拍車がかかっているようです。
日本の値上がりはまだマシ
このハワイの状況から考えると日本の物価上昇は、はるかにゆるやかで、低所得者に優しいと思われます。
まぁ、一方的に日銀の政策を擁護するつもりもないので、ここで生まれた金利差を考えると円安は3年以上に渡り、それが日本経済に致命的な影響を与える可能性があります。
長期的に円ドル150~200円台を織り込んだデザインが必要かもしれません。
疫病と戦争の時期をどう過ごすか
ただ疫病と戦争の時期をどう過ごすか、そのかじ取りはどの国にとっても難題で、単純な「正解はない」と思います。
ソフトランディングを目指す日本の行く末を注目しつつ、自分なりの生活防衛をしていくことにしましょう。
その意味でも、今後の年金生活を考えると、この物価高騰では根本から経済戦略を再検討せざる得なくなっています。
人生に重要な順番でシニアライフのスタイルを固定していく
ゴキゲンLifeShiftしてから、徐々に新しいライフスタイルに移行してますが、その時に「人生の優先順位」を付け違えないように注意しています。
「入れ物には、大きいものからいれないと、後からは入らない」という格言があります。
50代までの「稼ぐことが最優先の世代」とは違います。これからは「働くこと」を最優先にしません。
では、なにを最優先にすべきなのか、このことについて徹底的に考える必要があります。
智慧を働かせて、全体の25%づつを3か月づつ、ゆっくり検証しながら順に決定していきます。
今回は、60歳から75歳までの15年間の活動を、「すべてを自分がコントールできるバランスの中に収める」ために、人生にとっての本当に重要な順番で、ライフスタイルをじっくり固定していくつもりです。
特に開始した今年は、なにからなにまでイレギュラーで、新しい行動ばかりです。
特に退職、アーリーリタイア、母の葬儀、国民年金加入、個人事業主開業、合同会社の設立など、人生のターニングポイントになりそうなシチュエーションが続きました。
イレギュラーとレギュラーの見極めが難しく、今後のレギュラーな生活リズムがまだ見えない状況です。
こういう状況で、いきなりすべてを固定してしまうと、すぐ身動き取れなくなるので、ここはじっくり構えるつもりです。
誰に急かされるわけでもないので、生来の「短慮」を諫めて、ゆっくり、じっくり来年の60歳のバースデーまでに全体をコンクリートする予定です。それも、今後の人生にとって大事な順番で、全体の1/4くらいづつを、3か月づつ付け加えていくのです。
なので、ハワイに来て一番最初に決めたのが、この「今後の人生にとって大事なものの優先順位」でした。
今後の人生にとって大事なものの優先順位1位 家族との美記憶
譲れないプライオリティの筆頭が、家族との素敵な想い出づくりです。私はこの活動を「美記憶」と呼んでいます。
うちの場合は、夫婦水入らずで過ごす「休暇」が主になります。
年1回の海外旅行が、結婚以来30年の夫婦の公約です。
加えて、お互いの誕生日に国内旅行、結婚記念日のディナーなどは欠かせない行動だと思います。
そしてこれらからは、毎日の「食事」も、その美記憶活動として力を入れていこうと思っています。
いままでの人生でおざなりにしてきたからこそ、今後の15年で最も充実させたい時間です。
なので、円安だろうと、戦争だろうと、好きなハワイで、好きな時間を過ごしました。
ただ、遊び方は柔軟です。
今回は、ショッピングはせず、食事も年齢に合わせて、プレートランチひとつをふたりでシェアするなどで節制しています。
「時間」が大事なのであって、「消費」が大事だとは思いません。
それでも、HySの名物ポーターステーキはいただきましたが(笑)。
大人ですから、そこら辺のメリハリが大事ですよね。
それと、偶然にも、1ドル104円の時期に交換したドルをかなり持っていたので、そのキャッシュで今回の旅は乗り切りました!
さて、最優先が決まったところで、ほかの優先順位2位以下の活動は、これを妨げないようにしていかなければなりません。
そこで、美記憶に続くモノが見えてきました。
今後の人生にとって大事なものの優先順位2位 健康と健全
昨年、変形性膝関節症を患い、いまや、8000歩と一日の歩行数に限界を設けざる得なくなりました。
一病を得ると、いままでの生活が「幸運」のもとにかろうじて運行されていたのだと理解します。
ここ1年で、一気に年齢を意識しました。それなりに、もう「シニア」なのです。
若いつもりでいても、鏡に映る自分は「灰色の髪を持つシニア」そのものです。ちゃんと、自覚しました。
シニアライフにおける健康の大切さを痛感しています。
また長年の不眠も、いまだにうまくコントロールできないし、心の健全さも大事だと思っています。
ここからは、持病が増えるでしょうし、体力も落ちていきます。リハビリなどに時間も取られるでしょう。
今後の人生にとって大事なものの優先順位3位 芸術創作と教養
これら個人の差があるところだと思いますが、自分にとって「いままでの人生でおざなりにしてきた」項目がこの創作活動や教養活動なのです。
このブログでは、「クリエイティブライフ」として少しづつ活動を紹介してきました。
クリエイティブライフ – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
だいたい「稼ぎにつながらない余技」として現役時代には軽視しているものです。シニアライフでも、かなり注意しないと、活動時間をほかに回しやすい項目です。また、「余暇」の時間としてTVを見たり、WEBサーフィンする時間と同一視してしまいがちで、本当の創作活動をする時間をしっかり確保していかないと、実際にはなにも生み出さない、成果が出ないことが多いものです。
目指しているのは、趣味と実益の共存した「異次元の数寄モノ」なのです。粋に人生を楽しんでいきたいですね。
異次元の数寄モノたち 実は普通人とプロの境目はない – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
今後の人生にとって大事なものの優先順位4位 シニア収支活動
退職前にF.I.R.Eを研究し、相当シミュレーションして、アーリーリタイアを決断しました。
このブログでは、「経済的自立」というカテゴリーで連載をしています。
経済的自立 FIRE – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
しかし、日々、状況は変わります。
先に書いたように「アフターコロナ&ウクライナ戦争のシニアライフを再設計する」必要が出てきました。
まず、シニアライフのレギュラー支出分析を徹底的に見直します。
無駄遣いを洗い出し、生命保険やサブスク契約などを徹底的に見直しています。
次に、投資戦略を見直していきます。
あいにくドル資産を持ち損なっているタイミングでしたので、円安の影響をモロに受けています。
アメリカ市場もかなり傷んでます。正直、投資先もなかなか見つからない景況です。
でも、長期投資家ならば、ここは買いに行く相場なのです。
FIRE・アーリーリタイアを目指す投資術1 投資を始めるタイミング 暴落相場 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
上記のブログでも指摘したように「市場の底は確定できないが、市場の下げ止まりのトレンドは想定できる」はずです。
「底」で変えなくても、「底を含んで、最低価格の周辺を連続的に買うことは可能」なのです。
自分の目で見て、自分の耳で情報を集めて、自分の脳で判断しましょう。
今後の人生にとって大事なものの優先順位5位 ご近所コミュニティ
これは、退職するまでのノーマークの活動でしたが、会社のコミュニティを失くして初めてわかる活動です。
本当に必要なものは「ご近所コミュニティ」! 「孤独」を防ぐ素敵な方法 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
上記のブログで紹介したように、シニアライフに必要なのは「居心地のいいご近所コミュニティ」だったのです。
キーワードは「ゴキゲン・サロン」です。心地よい仲間づくりは人生のビタミンです。
最近は、このコミュニティでメンターカフェという相談コーナーを継続して担当させてもらっていて、
落語の「ご隠居」みたいな立場になっていて、居心地の良さに自分で自分を笑っています。
これらの活動は、このブログの「持続可能な社会貢献」で連載していますので、気になる人は読んでいただけると幸いです。
持続可能な社会貢献 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
残り50%に「ヤリガイ社会貢献」の活動をいれる
ここまでが「今後の人生にとって大事なものの優先順位」の1位から5位で、全体の半分、50%のつもりです。
宣言したように、「働くこと」を最優先にしない順番です。この活動順位をキープしながら、今後、「ヤリガイ社会貢献」の活動として、シニア起業をします。
この活動もこちらのカテゴリーで連載を続けます。
シニア起業 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
自分でやりたいことを創業するために退職したのだから、それを最優先で実行するんじゃないの?って声が聞こえてきそうですが、このゴキゲン×ヤリガイのLifeShift計画では、この順位が正しいと思います。
そして、絶対に優先順位を入れ替えてはいけないのだと思います。
たぶん、起業がスタートしてれば、会社員時代と同様に「働いて、働いて、楽しくて働いてしまう」のです。
だって、テーマを自分が楽しいと思うことに決めて、趣味と実益を両立させる方策を考えに考えて、自分が一生涯費やしても後悔しないテーマで起業するのですから、なおさらです。
そして十分に想定内なのですが、今度は「社長」ですから、「もつと働いて、働いて、楽しくて働いてしまう」でしょう。
だからこそ、今回決めた「今後の人生にとって大事なものの優先順位」を守らなければならないのです。
なぜなら、過去の経験で、「稼ぐことを最優先」にして、家族も、健康も、ご近所コミュニティも無視したら、その人生はまた「虚しい」モノになることがわかってしまっているのですから。
「入れ物には、大きいものからいれないと、後からは入らない」
健康寿命を考えたら、これから60~75歳までの15年間の充実感が、そのまま「人生の充実感」に直結すると考えています。
今回考え抜いた優先順位である「家族→健康→創作・教養→収支運用→労働」の順番をないがしろにしてはいけないのです。
こんな、固い決意のもとに、HAWAIIを後にしました。
“HAWAIIゴキゲンLifeShiftツアーで シニアライフの優先順位を考える ” への1件のコメント
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