結婚して見知らぬ場所が「田舎」になり、突然、地元愛が目覚めた話 【体験談】

結婚して出来た新たな親戚

自分の家系は、地元が東京・深川・大森で、自分自身は川崎生まれなので、いわゆる「田舎の実家」を知らずに暮らしました。

結婚して相方側の親戚を紹介され、青森の五所川原に新たに親戚が出来ました。これが想像以上に人生の豊かさを与えてくれました。

 

まったく知らない土地だった青森、五所川原、知れば知るほど好きになっていきました。

15年ほど前には、有名な五所川原の立佞武多の祭りも体験させていただき、感動して、一気に地元愛に目覚めました。その熱は、一時期、青森県サポート会である「青い森のサポーター」になるくらいでした(笑)。

 

それ以降、東京からだけでは見えない日本の風景や課題が、青森を通して肌で感じるようになりました。

この視点は、日本の教育のIT化を推進する上でとても大事なポイントで、東京発の中央の視座だけではなく、人口減少に直面する周辺地域の視座を併せ持つ意義は大きな意義がありました。

 

コロナ禍で久しぶりに尋ねる

 

さて、誰しもこの数年は、コロナで実家への訪問が叶わない時間を過ごしたと思います。

我々一家も同様で、お互い顔を見ない数年を過ごしました。

ただ、この間にも年月は年輪を重ね、義母も高齢になりました。

そこでGWの人手も多少おさまった5月第3週に、家族全員で青森に訪問することにしました。

 

久しぶりの新幹線、はじめてのリゾートしらかみ

新幹線に乗ったのは、たぶん2年半ぶり。最後がたぶん青森出張でしたので、感慨深いです。

地震の影響で長い期間、運転を休止していましたが、無事に運行再開できてよかったです!

 

そして、今回は乗り換えの手間を考えて、新青森から五所川原まで1本で行けるリゾートしらかみを使ったのですが、これが最高でした。

コンパートメント車両や売店車両もあり、なんとイベント車両で津軽弁の民話まで聞けました。

なかなかのサービスです。

さぁ、リンゴ畑の向こうにおいわきやま(岩木山)が見えてきた。

青森の人は温かい

親戚として出会ってすぐに感じたのは、青森の人々の温かさです。

今回の旅もわざわざ家業を休暇にして、フルアテンドで2泊3日につきあっていただきました。

自分が現業持ってる当時に、彼らが東京に来たとして、そこまで絶対にできない!

このやさしさに感動です。

今回は観光ではなく、家族の交流がメインでしたので、あまり動き回るつもりがなかったのですが、

それでもレンタカーまで借りてくれて、いろいろな場所に案内いただきいました。

五所川原と言えば、「立佞武多」!7階建てのサイズで3基が鎮座する立佞武多館のこの迫力!

今年は3年ぶりに開催される予定とのことで、とても楽しみです。

 

夜は、地元のモノでパーティでした。リクエストしたら、地元スーパーに買い出しに行ってくれて、新鮮な「ほや」や、春の野菜の天ぷら、生のホッケまで、すべて作っていただいてしまいました。

おいしい!これが本当の田舎の味です。

 

津軽鉄道で金木へ

今回、自分だけわがまま言って、ソロ行動させてもらい、ストーブ列車で有名な「津軽鉄道」に乗ってきました。

こちらも観光列車化していて、青森アテンダントが同乗していて、列車から見える風景や、駅の解説をしてくれて、旅情を満喫できました。

あおもり犬のいる青森美術館

 

奈良美智さんの収蔵品で有名な青森美術館にも行ってきました。

こちらには、シャガールのバレエ舞台の幕が4幕、展示されていて、広さを活用した巨大展示が一つの特徴になっています。目玉の「あおもり犬」も堪能しました。

 

 

家族が大事、会える時には無理してでも会おうよ!

今回のテーマが、88歳の義母とその姉92歳の再会でした。コロナで3年ぶりの対面となってしまいました。

年齢を考えると、あと何回会えるのか・・・。

どうにかして実現したいという家族も思いがつながって、なんとか、いろいろな苦難を乗り越えて達成できました。

ふたりであやとりする姿、この写真が大好きです。


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