【人生100年時代・後悔しない定年後】 ゴキゲン×ヤリガイのポートフォリオでアーリーリタイアを実現する

この記事は、ゴキゲンLIFESHIFTの根幹のコンセプトを説明しています。「ゴキゲン×ヤリガイのポートフォリオを使って、人生のバランスを取り戻す」ための提案です。

 

目次

・ゴキゲンとヤリガイの2つの質問

・ゴキゲン×ヤリガイのポートフォリオ

・第1領域 「ゴキゲンだけど、ヤリガイがない」 享楽的人生観

・第2領域 「ゴキゲンじゃないし、ヤリガイもない」 不満鬱積人生観

・第4領域 「ヤリガイがいっぱいだけど、ゴキゲンじゃない」 ワークホリック人生観

・第3領域 「ゴキゲンで、ヤリガイがある」 バランスが取れた人生観

・人生のバランスを取るために「美記憶 > 仕事」と覚悟してみる

・美記憶づくり

・ハレの日を美記憶にする

・プロジェクト・グラフィーをつくってみる

・美記憶を創り、美記憶をちゃんと記録することが、人生を充実させる

 

 

ゴキゲンとヤリガイの2つの質問

あなたは、今の人生に、ヤリガイを感じてますか?

そして、今の人生は、ゴキゲンですか?

 

人生と仕事について、私は、大きく2つの軸で考えるようにしています。

 

まず、みなさんに質問をします。

 

A. あなたは、今の人生に ヤリガイを感じてますか?

B. あなたは今の人生、すべての局面で、ゴキゲンですか?

 

できれば目を閉じて、深呼吸して、1分間、このことだけを考えてみてください。

あなたはヤリガイを感じてますか? それと同時に人生がゴキゲンですか?

 

両方の質問を同時にYESと回答できる人は、実はすごく少ないのです。

ゴキゲンとヤリガイ、実はこの2つ、一致しているようで、一致していないのです。

 

ゴキゲン×ヤリガイのポートフォリオ

 

ゴキゲンとヤリガイの関係性は大事なんで、わかりやすく、ちゃんと図を書いてみましょう。まず2つの軸線を書きます。

 

1.ゴキゲンの軸 :ゴキゲンか、ゴキゲンじゃないかの区分

2.ヤリガイの軸 :ヤリガイがあるか、ヤリガイがないかの区分

この2つの軸を図に書くと、4つの領域に分かれます。

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あなたの現在の気持ちを素直に表すと、どこに当てはまりますか?

 

あなたは、「ゴキゲンで、ヤリガイがある」人生ですか?

上の図で、いまのあなたはどこに当てはまりましたか?

では、それぞれの領域をちょっとずつ見てみていきましょう。

 

第1領域「ゴキゲンだけど、ヤリガイがない」 

享楽的人生観

 

この領域には、「プライベートが充実していれば、仕事はつまらなくてもいい」と考え、享楽的な人生選択をした人が多く存在しています。

 

仕事は稼ぐ手段だとだけ割り切って考えて、それにヤリガイを求めない。

その分、アフターワークの予定はいっぱいで、遊びに、友達付き合いに大忙しです。

 

しかし、人生の後半になると、急激に達成感のなさに虚しくなるのです。
遊びに遊んで楽しんだはずなのに・・・。自分の人生にはなにも残ってないと後悔する。

 

この領域の人は、「目標」や「努力」が嫌いなのです。

 

アリとキリギリスや、うさぎとかめの寓話ではないですが、目標に向かって地味に努力する人を馬鹿にしているんのです。
そうして、人生の努力すべき時に「昼寝」をしてしまうのです。

 

しかし、ゴール近くなって、そこにある「距離の差」に気付くのです。
その距離の差は、あなたが昼寝している間に、真面目に努力した人たちが「地道にすすんだ距離」との差です。

 

取り返しがつかなくなって、この距離に呆然とする前に、いま、「目標」を掲げ、それに近づく「努力」を始めてみれば、事態は劇的に変わります。

 

 

第2領域「ゴキゲンじゃないし、ヤリガイもない」 

不満鬱積人生観

 

この領域は見た目にもわかりやすいですが、苦難に満ちて、不満が溜まる人生です。
でも、実際にこの苦難と不満の感情を抱きながら、そのままに人生を過ごす人も多いのです。

 

この領域の人は、「変化」や「挑戦」が嫌いなのです。

そのくせ、人の成功は妬ましい。
自分と他人を比較するから、さらに「不満」が溜まっていくのです。

 

不満と妬みが膨らんで、がんじがらめになっているので、ますますその領域から脱出できなくなります。

 

その状態を変えるには、そこからでも、今できることに「挑戦」するしかないのですが、そのことに気付くかどうかがあなたの人生にとって大事なことになります。

 

挑戦さえすれば、失敗します。でも挑戦すれば、失敗すら「学び」になるのです。

 

人生は大いなる「伏線回収」です。

 

行動すれば、失敗もいつかは回収されるべきフラグのひとつにすることができるのです。

 

変化を恐れず、挑戦をする、失敗したら反省して学び、また挑戦する。成功するまで挑戦して、成功したらおごらず、また目標を決めて挑戦するんです。

 

それに集中していると、不思議と「不満や妬み」がなくなります。

 

第4領域「ヤリガイがいっぱいだけど、ゴキゲンじゃない」 

ワークホリック人生観

 

一番、要注意なのは、自分が、この領域だと思った人です。

 

あなたは、努力家で、真面目。そして毎日を気概持って挑戦しながら生きています。だからこそ、社会的な地位も評価もついてきます。

あなたが自分の仕事人生に自負もあるし、誇りに思っているのもわかります。

 

でも正直に考えた時には、あなたは「ゴキゲンじゃない」の、ですよね。

 

ここで、ひとつ質問したいのですが、「自分がゴキゲンじゃない理由」をちゃんと考えたことがありますか?

 

そんなことを考える暇があったら、もうひとつ、ふたつ仕事をしたほうがマシだ!って、いま、思いませんでしたか?

 

わかるんです。

 

この領域については、詳しいですよ。なぜなら、自分も完全にワークホリックだったのです。

 

この領域の人は、「バランスが取れていない」のです。

まさに、仕事中毒、努力中毒、犠牲信奉主義、嫌快楽主義の人たちです。

 

この考え方の人が、先にお話しした「家族よりも、仕事」に優先順位をつけてしまい、「家族の特別な日よりも、仕事の大事、仕事のヤリガイ」を優先しがちな人たちです。

 

よく周りを見回して考えてみてください。

 

あなたが、ゴキゲンじゃない以上に、あなたのご家族は「ゴキゲンじゃない」ということに気がついてますか?

そのご家族の不機嫌が、時間が経つほど、醜く成長しているのに気付いていますか?

 

あなたが、たまに、家族とゆっくり過ごそうと提案しても、彼らがノッてこない理由がわかってますか?

 

それは残念ながらもう、取り返しがつかないくらい、ご家族のなかであなたに対しての「ゴキゲンじゃない」負債が溜まっている証拠です。1度や2度の気まぐれな行動では、変えようがないくらいに彼らは、あなたに対して、ゴキゲンじゃないのです。

この負債の末路は、定年後の熟年離婚や、家族崩壊です。

 

家族との「大事な時間」は巻き戻しがきかない

 

だから、だからこそ、仕事と家族を比較する場面になったら、いちど立ち止まって、「家族と人生のことについては、後悔しないように生きると考えてみませんか。

 

これが、私からの真摯なご提案です。

 

 

あるべき人生観とは?

 

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第3領域 「ゴキゲンで、ヤリガイがある」 バランスが取れた人生観

 

もう一度、4つの領域をじっくり見てください。ヤリガイと、ゴキゲンの軸を実感してみてください。

そして、右上の第3領域にある「ゴキゲンで、ヤリガイがある」という言葉をゆっくり噛みしてみてください。

 

「ゴキゲンで、同時に、ヤリガイがある」

この感覚を実感できていることが「幸福」なんです。

 

家族との関係も、社会的にもゴキゲンで、仕事や人生の達成感にもヤリガイを感じられる状態、

このふたつは、両立できます。

 

人生の幸福とは、ゴキゲンで、同時に、ヤリガイがある状態なんです。

 

このとき、あなたが幸福を実感できているならば、あなたのご家族も、周りにいる人も「幸せ」を実感しているはずです。

そんな「ゴキゲンで、ヤリガイがある」状態は、「実現しない夢」の領域でしょうか?

 

私は、そんなことはないと思います。

 

目標に向かって地味に努力する「覚悟」、変化や挑戦をいとわない「覚悟」、家族と人生のことについては後悔しないように生きる「覚悟」さえあれば、「ゴキゲンで、ヤリガイがある」人生は、あなたに必ず訪れます。

 

ではどうすれば、人生のバランスが取れるのか?

まずは、「美記憶 > 仕事」と覚悟してみる

 

まぁ、とりあえず人生観を変えるなんて大上段に構えなくても大丈夫です。

 

明日から、家族の誕生日、季節の行事、仕事のキックオフや打ちあげ、試験や資格の合格、子どもたちのスポーツの勝ち負け、父母の記念日、人生の冠婚葬祭・・・そうした人生の記念日や、家族との思い出、仕事やプロジェクトの節目などを大事にしていくと覚悟して、実際に一つずつ行動してみたらいかがでしょう。

美記憶づくり

 

具体的な美記憶の作り方を考えましょう。ます、行動した結果を、ちゃんと「記憶のアルバム」として残してみるのです。

特に、ご家族との「記念日の思い出」、次に、自分の来歴や業績をしっかりと形にしていくのです。

 

昔から家族には「アルバム」がありました。それはアナログの手触りのある「写真集」でした。そこには、温かい手触りがありました。

デジタルになって、我々は画像をたくさん撮るようになりました。でも、四角いスマホやタブレットの向こうの「画像」には、温かい手触りを感じません。ちゃんと「家族の記憶のアルバム」を取り戻しましょう。 それはアルバムじゃなくても構いません。写真を額装したり、チェキを壁に飾るだけでも、プリントアウトして、ご自宅に置くだけで、そこに温かいぬくもりが宿ります。

 

 

また、歌手やアーティストの方々には「ディスコグラフィー」というものがあったり、俳優さんには「出演作リスト」があります。

ほかにもデザイナーさんや、建築家の人たちは、業界の通例として、自分の過去の作品集を丁寧に作られています。

でも、世の中には、そういう自分の作品集ができる人がいれば、そんな形には、やってきたことがまとまらない人もいます。

 

でも、誰でも、人生には節目がありますよね。

私は、それをしっかりと記憶して、記録して、人生の思い出を、周りの人たちと楽しんでもらいたいのです。

楽しかった日、うれしかった日、笑いあった日、泣き合った日・・・それらは、すべては、人生の彩りです。

そうした思い出をちゃんと「保管」していきましょう!

 

ハレの日を美記憶にする

 

そうは言っても、現段階でゴキゲン×ヤリガイが両立していない皆さんが、簡単に家族との時間を増やして、美記憶が一気に増えるのというは安易ですよね。現実には、お仕事だって、やることだって目一杯なんですから。

 

そこで提案です。まずは一歩を踏み出して見ましょう。

全活動に渡って、仕事よりも家族を優先することが無理なら、「ケの日常」はいったんよそに置いておいて、ご家族の「ハレの日」の美記憶づくりに集中投下するんです。

 

1年の数日だけ思い切って「仕事よりも家族を優先する」!

これを決意することで、負のスパイラルから脱するキッカケはできます。

ただ、それまでに家族をないがしろにして、コミュニケーションを取らなかったあなたが、急にその日だけモードチェンジしたところで、ご家族の心証が急に温まるということは期待しないでください。

でも、継続的に「ハレの日は家族サービスに全力投球する」と心がければ、その効果は絶大です。ご夫婦関係、親子関係、親戚づきあいすべてが、ゴキゲンモードに切り替わっていきます。

 

私は、この「ハレの日」のご家族をゴキゲンにすることが、社会貢献になると考えて、そのために「ハレの日の家族サービスを楽に、楽しくするサービス」を創りました。家族の記念日を素敵な気分に盛り上げるという意味で「グランアニバーサリー」と命名しました。

グランアニバーサリーは、継続的にご家族の記念日を、特別な笑顔の美記憶にするための継続的なサプライズを用意しています。

 

WEBをちょっとでも見てください。「手軽に、継続的に、ハレの日は家族サービスに全力投球する」ためのヒントがあると思います。

 

 

 

 

プロジェクト・グラフィーをつくってみる

 

自分の人生も、雑多な仕事が多かったので、作品集のような形にするのは難しいと思っていたのですが、

セカンドキャリアに踏み出す前にキッチリと記録にしておきたかったので、このブログに「プロジェクト・グラフィー」と名称してまとめてみました。

 

仕事や活動で出会ったソウルメイトの皆さんと私との「協働」の歴史をまとめるという意図で制作しました。

やりきってみると、自分の人生を「一枚の織物」のように見ることができました。

その「織物」が、なんと多様で、カラフルなものが、織りあがったものか!と感動しました。

失敗も、成功も、苦難も、感激も、プロデュースという一つの志で紡がれていることに、充実感を感じます。
自分の原点を振り返り、残すべきものを残して、捨てるべきものを捨てる決意がわきました。
そして、セカンドキャリアに向かうにあたって、空いたキャッシュに、これから新しい物語を紡いでいこうと決意しました。

美記憶を創り、美記憶をちゃんと記録することが、人生を充実させる

 

思い出を忘れないように、いつでも振り返って、思い出したり、共有した人と懐かしんだりできるのは、素敵なことではないでしょうか?

 

そうした自分がしてきたことを、ちゃんと「美しい記憶」にして、周囲の人と共有する行為を、私は「美記憶」と名付けました。

 

楽しかった日、うれしかった日、笑いあった日、泣き合った日・・・

どんな人でも、自分の人生を素敵な「美記憶」にしていくことができると信じています。

 

みな、それぞれに「美記憶」はあるし、これからも増やしていくことはできる、そしてそれをちゃんと残していくこともできます。

私は、そうした活動をお手伝いしたいと、長年考えてきました。

 

ゴキゲンLIFESHIFTの活動の根源には、この「美記憶」のコンセプトがあります。

「ゴキゲン×ヤリガイ」をつくる「覚悟」は、みなさんの人生に「美記憶」を刻んでもらいたいという「決意」からできているのです。

 

人生とは、経験の合計である。経験は私たちに、尽きることの「記憶の配当」を与えてくれる。

それにより、私たちは「雪だるま式」に幸福になれる

ビル・パーキンス「 Die With Zero」


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