粋に陶芸を楽しむ アーリーリタイアしたら趣味を楽しみたい

喪中のため自粛していた陶芸教室に、1か月半振りに行ってきました。

立春を迎えるのに今週は寒く、久しぶりの水場の作業が大変でしたが、無心にクリエイティブなマインドになれる陶芸は、やっぱりいいですね。

今回は、昨年テーマにしていた「陶芸×彫刻」シリーズのラスト飾る「レリーフの季節皿・冬」の釉薬掛けでした。

この作業工程は、かなり複雑です。

1.スプレー掛けを基本にするため、まずはスプレーから守るための型紙作り。
2.型紙を絵に合わせて仮止め
3.下部を飴釉でスプレー掛け。雪景色の暖かい雰囲気をオレンジで狙う。
4.上部に瑠璃釉で宇宙の闇を置く。冬の厳しい寒さを狙います。
ここまで2回のスプレー掛け。
5.白マットを筆書きで、家、かまくら、雪だるまや雪吊りを描きます。
6.透明釉を使って、地の化粧土を生かす部分を覆います。
7.最後に歯ブラシで、白マット弾いて、雪として、全体に散らしました。

本焼きは酸化でお願いしました。

釉薬の段階では、色は区別しにくいので、頭の中で出来上がりをイメージしながら、各段階を組み立てます。この過程がとても楽しいです。

でも、ここまで練りに練って構想し、段階を追って制作しても、正直、想定通りに仕上がらないのが陶芸です。

準備80%、あとは偶然を楽しむことが粋なのだと思います。

4年目の今年も、土と釉薬と熱の化学変化の偶発性を楽しみます。

インスタで各段階の写真をアップしてます。

太田泉(@izumiotaota) • Instagram写真と動画

完成したので、写真を完成品に差し替えました。


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