スタートアップ【体験談】東京創業ステーションで 事業プラン相談

スタートアップハブ東京で出来ること

前回の記事では、東京創業ステーションのスタートアップ東京(通称スタハ)で、相談役の桑名さんに自分の起業の方向性を相談した経緯を報告しました。今回のその続きです。

 

スタートアップ【体験談】東京創業ステーションで起業コンシェルジェ相談 イケてるスタートアップとは

スタハではこのように起業前の悩みを、起業経験者の方からアドバイスしてもらう「コンシェルジュ相談」や、起業のための各種のセミナーが用意されています。

また、この丸ノ内スタートアップハブは、東京駅から10分圏内でアクセスがとても良く、起業前のコワーキングスペースとして、とても便利です。しかも無料2時間制(最大延長4時間)というのが、ありがたいです。

 

 

前回の指摘 定性から定量へ 事業アイディアを磨く

実は先月第1回の時に、自分の起業アイディアを、ぐるぐるセミナー師匠の桑名さんに褒めていただきました。

桑名さんの「ぐるぐるワークショップ」で、説明されたフォーマットに落とし込む作業はしていたので、かなりスムーズに説明できた点も有効だったのだと思います。

そこで、それを一歩前に進めるためには、以下のワークをしてみたらいいよ、とアドバイスをもらっていました。

・ビジネスの収支計画

・プロモーション計画

・組織計画

つまり「リーンキャンバス」として、定性的な目論見をたてた事業プランを、今度は数値的に整合させる定量化の段階です。

 

この宿題に1ヶ月かけて、まじめに取り組んでみました。

桑名さんからの最大の課題は「単価を劇的に引き上がる」べきだという指摘でした。今回、宿題の収支プランを具体的に詰める中で、この難問をブレークスルーする方法が見つかりました。

この時、「俺って天才!^_^」って感覚があったのですが、経験上、大体こういう時は要注意です。

自分では気づけない意外な落とし穴があるので、ここを主体に第2回目の相談をできればと思いました。

 

第2回目は宿題の報告

 

さて、桑名さんとの2回目のセッションですが、まじめに宿題をやったことが功を奏して、とても好評でスムーズでした。

 

東京創業ステーションに行くと、起業コンシェルジュの皆さんは1時間おきにいろいろな相談者のビジネスプランにアドバイスをされています。となると、スムーズに運ぶにはこれはリマインドしてもらうところからだと思い、手短に前回をサマリーできるように資料を作成しておきました。そのうえで宿題を聴いていただきました。

お話をお聞きすると、こうしてしっかり前回の宿題を意識して、積み上げで会話できるようなケースはそんなに多くないとのことでした。

まぁ多様な起業家の卵がいるわけですから、アウトプットの質も様々なわけです。

そして、宿題をやれば起業が成功するわけでもないですから、そこはひとぞれぞれなんだと思います。

私は、シニアで、準備期間をそんなにかけられるほど人生に余裕がないので、打ち合わせとか、セッションとかをなるべく最短で切り上げたいので、準備万端タイプだというだけだと思います。

 

そんな環境なので、桑名さんには「宿題」という認識は薄かったようで、実際に前回のアドバイス通りにワークをこうして返してくれると、コンシェルジュとしてもうれしいと言っていただきました。

 

今後の事業説明のリハーサル

 

収支計画→プロモーション計画→組織計画と説明していくなかで、矛盾や不整合を大きく見ていただいたのだと思いますが、基本はスムーズに流れて、腑に落ちていただけたようです。

これは、これからも投資家、銀行団、ステークホルダー、社員などに何度も説明していくことになるはずなので、その大事なリハーサルになったと思います。

事業計画の詳細はここでは触れませんが、WEBとリアルを組み合わせた内容なので、規模もある程度大きく、複雑です。

それを10分程度で説明できたのですから、ある程度のエレベーターピッチには昇華できたと思いました。

 

パッションの継続性 持続可能なシニア起業

 

なにより、この事業をゴキゲンにドライブしたいという意欲が表れているとほめていただきました。

今後、その情熱が、一番重要になるので、ファウンダーとしてのパッションを燃やし続けてほしいという暖かい言葉をかけていただきました。

どうも前回、年齢のこともあり、継続性に多少の疑問をお持ちになったようです。前回、桑名さんが不安に思ったのは、「事業が成功した場合に継続して、自分自身で拡張する覚悟があるのかどうか」だったと率直に伺うことができました。

今回は、その部分を「75歳まで持続可能な事業プラン」として、具体的に事業継承も含めてデザインしようと考えていると、丁寧に説明しました。

 

正直これこそが、シニア起業における悩ましい部分です。自分は、心身が健康である時期の限界をしっかり織り込みつつ、情熱を燃やして事業に取り組むことがポイントになると考えています。

このブログでも、皆さんにその部分をしっかり伝えていければと思っています。

次回の宿題 ペルソナ・ヒアリング

 

今回のアドバイスは、次の段階として、ペルソナの設定と、そのペルソナのニーズにしっかりヒットしている証拠をつかんでくることでした。

この進捗をまた別の機会にご報告したいと思います。