アーリーリタイア生活を楽しむ
せっかく自由を手に入れたのだから、好きなことを、好きな時に、好きなようにやりたいです。
ということで、本日は、アカデミー賞授賞式を一日たっぷり楽しみたいと思います。
特に今回は、応援している「ドライブ・マイ・カー」村上春樹原作・濱口監督作品(相方が西島秀俊さんファン)が、歴史的な快挙を快進撃中なので、楽しみです。
前回記事
前代未聞の快挙へ「ドライブ・マイ・カー」アカデミー賞に挑戦 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
朝7時から15時まで8時間中継(夜の字幕版放送22時~26時)
7時から9時までが、いわゆるレッドカーペット・タイム。会場に入るノミネートメンバーの様子や、ハリウッドスターの衣装を紹介する番組。
この時間、けっこうファッションの話に終始しているかと思うと、実はノミナーのラスト・メッセージの時間です。票には関係ないけど、意気込みみたいなものはよく感じられます。
ここに濱口監督、西島秀俊、岡田将生、霧島れいか等が並んでいるのがすごいことです。
始まった!オープニングはウィリアムズ姉妹!
映画「ドリームプラン」のウィリアムズ姉妹が大会宣言する。出演者じゃなくて、原案の本人登場という意表をついた演出。続いてビヨンセが歌う「OSCARS」でスタートしました。こういう幅が日本アカデミー賞にはないのが残念。
久しぶりに戻ってきた司会は今回女性が3人。黒人女性2名、白人1名の構成は、いろいろ人種差別問題を提起されたアカデミー賞の配慮のようです。「3人合わせても、白人男性1名のギャラより安いわよ」と笑いを誘う。こういうギャグは、夜の字幕版のほうがわかりやすいです。
助演女優賞が「ウェストサイドストーリー」のアリアナ・ドボース。「私はラティーナであり、黒人です、そんな私にいる場所をくれた」と感動的なコメント。
「007」60周年記念、「ゴッドファーザー」50周年
ショーン・コネリーから、ダニエル・クレイグまでジェームズ・ボンドが誕生60年として、それを記念してのコーナーがありました。
さらに、ゴッドファーザーも50周年ということで、壇上になんと、コッポラ、デニーロ、パチーノが並ぶという名シーンがありました。作品シリーズが好きなだけに感動。
技術賞は「デューン 砂の惑星」が独占
技術部門の音響賞、視覚効果賞と例年通りSF映画「デューン」が受賞しました。この部門の歴史が映画の技術の進化を促してきました。
今回は、壮大な予告編でしかないため、ドュニ・ヴィルヌーブの作品の中では、イマイチの印象ですが、編集賞、美術賞も受賞にとどまりました。
無言の受賞 コーダ
助演男優書はろうあ者のトロイ・コッツァーが受賞。プレゼンターの韓国人女優が手話で発表し、会場中が手をひらひらさせる「おめでとう!」の手話サイン、本人の音のない受賞コメントと感動的な場面が続いた。
実は父親のケアラーとして過ごした過去や、俳優業に対するあきらめきれない夢など、コーダを地で行く人生だったとのこと。
アカデミー賞ハプニング&ウィル・スミスの主演男優賞受賞
毎年起こるアカデミー賞ハプニング!
なんとクリス・ロックが笑えないジョークに、ウィル・スミスが激怒。
舞台上で暴力事件が起こってしまいました。奥さんに対する侮辱的な発言に怒ったようです。
アメリカでは生放送が急遽差し止めになったようです。これ、生以外では観る機会ないでしょうね。
W・スミスがプレゼンターにビンタ、妻への冗談に激怒 アカデミー賞(字幕・28日) pic.twitter.com/BidO3gv1df
— ロイター (@ReutersJapan) March 28, 2022
アメリカンジョークって、多様性社会における必要悪なんだと思うけど、グローバル化したアカデミー賞にとっては、もう必要ないのかもしれないですね。ジョーク空間では、意識して口をつぐんでいてもOKです。
そして、なんとそのウィル・スミスが、念願の主演男優賞を獲得。
彼の白人批判が、3000人増員というアカデミー賞の機構自体を変えたことは有名です。その多様性のある選抜のなかで、自身が見事に勝ち獲った形になりました。3度目のノミネートで「正直」が来た。
受賞コメントで「家族を守る」を強調していました。
ドライブ・マイ・カー 非英語映画賞(国際長編映画賞)受賞
4部門ノミネートのドライブ・マイ・カーは、確実と言われていた非英語映画賞(国際長編映画賞)を受賞しました。脚色賞、作品賞は本命のコーダに譲りました。ここまでの快進撃自体が奇跡のような作品なので、まずは受賞を喜びたいと思います。実際、カンヌとアカデミー賞のダブル受賞なんて、信じられない快挙です。
「ドライブ・マイ・カー」に米アカデミー国際長編賞、作品賞は「コーダ」 | Reuters
それにしても残念なのは、日本での興収がまだ7億円程度ということです。海外の方が多くの人に見られている作品というのは、日本の映画業界の置かれている危機的な状況を表している気がします。
「コーダ あいのうた」の独占
今年の作品賞は、コーダに決まりです。「ろうあの役は、ろうあ者がすべき」という歴史をつくったそうです。
また、Apple+作品が、ネット配信作品で初受賞となり、ついに劇場公開作がその座を追われた格好になります。特にコロナ以降の生活変容の影響も受けている気がします。
WOWOWの放送で、アカデミー賞の選抜方式を紹介してましたが、作品賞ノミネート10作品に対して順位を投票するとのことで、「嫌われない作品」=セカンドベストが選出されやすくなった、その結果、こういう感動作に賞が行きがちだということでした。
とはいえ、未見なので、受賞後に再上演になったら行きたいと思います。
受賞の詳細はこちらで
“【体験談】アカデミー賞を堪能する一日 やったことのない初経験にチャレンジするシリーズ!” への2件のフィードバック
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