【体験談】誰でもあり得る突然歩けなくなる話 「変形性膝関節症」からのリハビリ1年半の回復ストーリー APS再生医療のリアル

本日、整形外科の主治医から「リハビリ終了」の吉報を得ました!

 

まったく1歩も動けない激痛の発症から1年半。

病名が判明しリハビリを開始してから14か月。

最新のAPS再生治療から1年。 やっと治療が終了になりました。

 

これは、潜在患者数3000万人と言われる国民疾患的な怪我から回復した話です。

 

*このタイミングで書いておかないと細部を忘れてしまいそうなので、記録としてなるべくリアルにブログに記しておきます。

ただし、症状は個人個人で違います。あくまでリハビリ過程として記述しますので、お読みになる方は、安易に素人判断せずに、大学病院レベルの専門医の診断を仰いでください。

 

誰にでもあり得る「突然、歩けなくなる」話

その病名は「変形性膝関節症」です

2021年7月に膝の激痛で突然、歩けなくなりました。

正直、膝裏に激しい痛みが走り、ほぼ一歩も歩けませんでした。笑い事じゃなくて、トイレの度に、こんなにつらいなら水分取るのを断とうと思ったくらいでした。病院で診察を受けるために、タクシーに移動する200mが「永遠の道のり」に感じられるほどの激痛でした。

 

それまで健脚を誇る方で、実際、春先から始めた「甲州街道を歩く」という自主企画で、この発病の1週間前に高幡不動から高尾山まで30km近くを歩いています。当初は、その激しい運動の反動で筋肉系のトラブルかと思っていました。

*参考 甲州街道を歩く|太田泉|note

 

ところが、これがその後1年半も続く、つらい闘病生活の始まりだったのです。

 

2021年8月 歩行不能 原因不明

町医者で「痛風・偽痛風」の致命的な誤診断

痛み度合い10/10  限界歩数100歩

 

「筋肉系のトラブル」という安易な自己判断が、初期段階での致命的な遅れを生みました。これは今考えても残念です。安易な判断で駆け込んだのは、地元の町医者の整形外科でした。

でも病院のレントゲンでは異常がわかりません。外傷はなく、原因は確定できないという様子。

自分としては膝の関節か、半月板の異常だと思うと言ってみても、首をひねるばかりのお医者さん。

前週に30kmウォーキングをしたという自己申告を過大に取られ、話は内科的な話にそれて、尿酸値の異常を指摘して、なんと「痛風」という診断を下します。

ここで、「痛風は50代男性に多い」という話をされ、内服薬と食事療法を勧められます。

現在の痛みに対しては、シップと消炎鎮痛剤で炎症を抑える処置を施されます。

参考 痛風 – Wikipedia

 

この内科的な処置にどうにも納得がいかなくて、少し遠い整形外科にセカンドオピニオンを求めにいきました。

この時の移動が、人生で一番「遥かな道のり」を感じた日でした。

一歩足を引き寄せるだけで、激痛が走り、次の一歩で冷や汗で汗だくになる。10歩ごとに5分その場で膝をつく有様。その場で倒れこみ、道端で転げまわり、救急車を呼ぶかと思いました。

 

それなのに、この町医者でも同じくレントゲンでは異常は発見できず、痛み止めが効かないなら、することはないと見放されます。痛風の内服薬が効かないとしたら「偽痛風」かもしれないという診断まで下されます。

参考 偽痛風 – Wikipedia

最悪の1週間が過ぎ、当初の炎症はとりあえずシップと鎮痛剤のおかげで収まったようでした。

一歩も歩けないという段階から、家の中の移動はできるようになりましたが、机での作業もつらいくらいの状態で、尿酸値が下がらないかなぁと1ヶ月ほど過ごしてしまいました。

しかし、今思えば、痛風予防のために毎日、ひじきを山盛り食べていたのは何だったのか!!!

 

会社の上司にも、「痛風で歩けない」的な説明をしたら、老人病と鼻で笑われて、とても悔しかった。

あの時、本当の病名を伝えることができれば、お互い、少し違う現在になっていたかもしれません。

このエピソードは、人生でも笑えない話のひとつになりそうです。

 

2021年10月上旬 杏林大学病院整形外科

痛み度合い9/10 限界歩数500歩

 

一か月以上経っても、痛みが治まらず、自分自身も「痛風・偽痛風」という診断を信じることができず、内科的な症状よりも、外科的な原因だと確信したので、行きつけのホームドクターに頼んで、大学病院整形外科への紹介状を書いてもらい、診断を受けることにしました。

MRI診断

杏林病院の整形外科では、この症状は内科的なものではなく、整形外科的なものなので、至急MRI診断しましょう、ということになりました。大学のMRIは混んでいるので外部のMRIセンターで撮影して、それを診断するということで、ここでも1週間のロスが発生します。

 

「半月板損傷」及び「変形性膝関節症」

MRI診断の結果は「半月板損傷」。原因は長年の骨の角度の異常による膝関節の摩耗、いわゆる「変形性膝関節症」でした。予想通り整形外科的な病名がハッキリしたのでひとまず安心しました。

しかし、ここまでで、発症から1ヶ月半近くが経っており、その無駄な時間をかなり後悔しました。

 

 

レントゲンレベルの病院では、「半月板の損傷は見抜けない」のだという事実にこの時に気付きました。

これは、このブログを読んでいる人に強くお教えしたい事実です。これは結構、恐ろしい事実です。尋ねた整形外科医2医院ともに、基礎的と考えられる「半月板損傷」を見抜けなかった!

 

町の整形外科は、半月板損傷を見ぬけないのです。

自分が本当に痛いのなら、専門の大学病院へ紹介状をもらって、至急駆け込んでください。

 

手術宣告

①内側半月板後根断裂ー間接鏡下半月板縫合

②左ひざO脚:高位脛骨骨切術

この杏林大学病院では、膝の骨切術の大手術を行い、リハビリに3か月と診断されました。

また、手術の予定がコロナでとても混んでいるので、5か月先(翌年2-3月)になる旨の冷たい告知を受けました。

正直、こんなに痛いのに、手術まで5か月は自宅待機で、なにもできないと言われてショックを受けました。

そして、当時、母の介護をワンオペで行っていたので、この「5か月間の自宅療養」という宣告によって、とてつもなく大きな活動制限を受けました。

 

2021年同10月中旬 慈恵医大セカンドオピニオン

→ 手術回避・リハビリ開始

痛み度合い9/10

 

杏林大学の手術まで5か月待ちという宣告に納得できず、またもホームドクターに無理を言って(ちなみにこの方、杏林出身者です)、慈恵医大への紹介状を書いてもらい、セカンドオピニオンを求めました。

MRIは前回のデータを使いまわしが認められて、即画像診断になりました。

結果、この状態なら、手術だけが解決策ではない、という選択肢を広げていただきました。

 

診断内容

①内側半月板後根断裂ー手術が必要だとは思わない。

  → ヒアルロン酸注射と運動療法で改善を図ることが可能。

 

②左ひざO脚:高位脛骨骨切術が緊急で必要とは考えない。ただし23度の角度で膝関節が曲がっていることは事実なので、将来、痛みが我慢できなくなる時期に手術が必要。

*65歳までが妥当、高齢過ぎると手術が安全ではなくなるため

 

この申し出は、前向きにいろいろな可能性を与えてくれました。

前回の杏林大学に依存しても、どうせ5か月間何もしてくれないなら、こちらで面倒を見てもらったほうがいいと考えられます。

その間、運動療法をしながら痛みが軽減すれば手術の時期をかなり遅らせることが可能です。母の介護と並行することも十分に可能になります。

万が一、痛み止めの治療が進まない場合には、慈恵医大で手術するという決断をすれば良い。それもこちらは5か月待ちという状況ではないと、説明いただきました。

 

で、その場で、杏林から慈恵医大に主治医を変更させていただきました。

 

O脚矯正インソール

まず左ひざO脚の角度矯正をするためのインソールをつくりました。

自分の場合、左膝が23度傾いてO脚になっているので、逆側に傾けるために足底にゴム製のクッションを履くのです。

ところが、これ保険適用外なんです。

この処置が保険適用外というのは納得がいかなかった。今回の膝の治療に関しては、保険適用外の話がチラチラを出てきます。整形外科の社会的な地位が低いのか、世間的な関心のなさなのか、とても残念です。こうして自分もブログなどで声を上げていきたいと考えました。

 

サイクリングはOK

実際はこの慈恵医大に通うのは、杏林に行くより大変なのですが、主治医から「自転車なら膝に負担かからないよ」、というアドバイスをいただき、10数年ぶりに自転車を購入して、自転車15分かけて通院することになりました。

 

2021年10月下旬 膝の水抜き+ヒアルロン酸注射

痛み度合い7/10 限界歩数2000歩

 

リハビリを実施する施設として慈恵医大から紹介されたのは、慈恵医大と連携している「はく整形外科運動器エコークリニック」でした。

はく整形外科 運動器エコークリニック – 狛江市(医療法人社団ONE TEAM) 【病院なび】 (byoinnavi.jp)

慈恵医大の主治医が週一で診察しているので、そのまま「はく整形外科」でも担当ということになり、継続的な診断を受けました。

当時は痛みから膝に水が溜まり、12-20cc程度を毎回抜いて、そのうえでヒアルロン酸注射を行い、痛み止めをしていました。このヒアルロン酸注射は保険上、回数制限があり、加えて次第に間隔を開けなければなりません。

この時期は、痛ければ痛み止めを飲む、という診断をいただていたので、痛み止めの内服をかなり飲んでいました。

 

恐怖の階段

この時期の一番の問題は、階段でした。それも下りの階段は、8月時点と同じ程度の痛み(10/10)を感じます。片足に自分の体重を載せることができないのです。そのため、杖を使って、体重を逃がすということをしていました。このままでは、杖を一生使う羽目になるかもしれないと悩んでいました。

そこで、リハビリメニューは、最も軽い内容になり、30分の時間のなかでマッサージが主体となりました。

以下のメニューを日に2-3回するというのが指導になり、それ以外にも、超音波マッサージを受けました。

 

リハビリメニュー

・足の横上げ

・うつぶせ かかと突き出し:歩行で痛むため

・両ひざ合わせ+座布団くるぶしはさみ10秒キープ

・膝のお皿の上下左右に動かす

 

2021年11月 科重点調整 →軽度リハビリ開始

痛み度合い6/10 限界歩数4000歩

引き続き、慈恵医大で「ヒアルロン酸注射とリハビリによる保存療法」を継続、毎日リハビリをかかさず続けてきました。

それでも、毎週12㏄程度の水がたまり、強制的に注射で排出しています。

 

この時期は、母の介護に加えて、自身の退職時期が重なり、杖をつきながらあいさつ回りをしなければならず、つらい時期でした。まぁリモートワークの恩恵で、あいさつ回りも、ほぼオンラインで済ませることができました。当時、ご挨拶が直接できなかった皆様、その節は申し訳ございませんでした。

 

リハビリメニュー

 

リハビリメニューは痛みの鎮静化に伴い、強度を増しています。

深部まで筋肉の見える超音波マシンで力の入れどころを考えながら、動きをチェックしてもらい、

それを朝夕で自宅で実践していました。ただ、単調なリハビリを継続するのは、難しく、メモ帳に回数を書いたりしてレコーディング方法などを試しながら飽きないように工夫をしていきました。

 

・膝の押し下げ運動(パセラセッティング)

・膝伸ばし・大腿四頭筋トレーニング(CKT)

・スクワット・大腿四頭筋トレーニング(CKT)

・かかとあげ・下腿三頭筋

・もも内側ストレッチ

・ハムストリング

・もも裏ストレッチ

・ももの外側ストレッチ

参考

変形性膝関節症に対する筋力トレーニング(運動)【理学療法ハンドブック 健康寿命を参考】 (physioapproach.com)

 

2022年12月 本格的リハビリメニュー開始

痛み度合い6/10 限界歩数5000歩

 

平地の歩行はかなり歩数も伸びて、5000歩程度は歩けようになってきましたので、トレーニングの強度を上げていきます。

ただし、この時期も平時の痛みの度合いは6/10程度、階段になると7-8になる感じでした。

杏林で指摘された手術時期が近づくにつれて、このまま保存療法で行くか、手術にするかを悩み続けていました。

 

トレーニングメニュー

変形性膝関節症に対する筋力トレーニング(運動)【理学療法ハンドブック 健康寿命を参考】 (physioapproach.com)

・膝の押し下げ運動(パセラセッティング)

・膝伸ばし・大腿四頭筋トレーニング(CKT)

・スクワット・大腿四頭筋トレーニング(CKT)

・かかとあげ・下腿三頭筋

 

 

2022年2月 APS再生医療

痛み度合い5/10 限界歩数7000歩

 

はく整形外科にリハビリ通院するうちに、保存療法か、手術かの2択ではなく、現代医療の進化のなかで「第3の道」ができていることを知りました。

それが、自己血液由来の次世代PRP療法、または「APS再生医療」と呼ばれている方法です。

いわゆるバイオセラピーです。自分の血液を60CC程度採血し、遠心分離機を使用して、その血液から良質の多血小板血漿(PRP- Platelet Rich Plasma)を分離して、特別な加工を施し(写真の状態)、それを幹部である膝に注射で「戻す」という施術です。

 

実際に施術できる施設を持つ医院も少ないとのことで、慈恵医大でも実施していないのですが、この「はく整形外科運動器エコークリニック」では可能とのでした。

 

悩みどころは、保険適用外で、1回33万円だという点です。

また、1回で効果が出ない場合は、複数回行う必要があるということです。

 

実施症例はまだ少ないのですが、手術した人になかには効果がばっちり出て、ほぼ普通の生活をしたり、歩行どころか、ランニングも可能になっている人もおり、手術同様の効果が出ている場合もありました。

 

このAPS再生医療の判断と実際については、別記事にまとめていますので、こちらをお読みください。

わたしは、この時APS再生医療を選択して、間違っていなかったと思っています。

 

過去記事

痛いっ!変形性膝関節症に APS再生医療で 打ち勝つ – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

2022年3月 APS1ヶ月診断

痛み度合い4/10  限界歩数7000歩

 

APS再生医療から1か月目の診断では、徐々に痛みの度合いが軽くなっています。

ただこの頃から、膝よりも左足の脛の外側が先にいたくなるという現象が現れます。医師にも理学療法士にも相談していますが、この時期は原因不明といわれています。

膝をかばって筋肉系に影響を与えている可能性を指摘されました。

この時期まで、杖を使うことがしばしばあったと記憶しています。

 

また、仕事で、一般男性と連れ立って歩くと、その歩行スピードにはどうしてもついていけなくて、それによって痛みがぶり返すことがありました。痛みは減っているものの、絶対に無理は禁物という状況でした。

 

2022年5月 APS3か月診断→ リハビリメニューの強度アップ

痛み度合い3/10 ウェイトを1kgから4kgまで徐々に上げていきました。

 

3か月健診でも事態は変わらず、徐々に痛みは軽減しているものの、APS以降で劇的な変化はなく、下り階段の痛みから、歩行姿勢も崩れているは変わりません。階段は一生、憂鬱な場所になるのかもと考えていました。

リハビリメニューはウェイトを変えられるベルトを購入して、1kgづつ増やしていきました。2週に1kgぐらい加重して、最後は4kg程度を左足で支えることができるようになりました。

 

「100年足腰」

100年足腰 | サンマーク出版 (sunmark.co.jp)

親戚に、「100年足腰」という本をいただき、膝だけでなく、足腰、さらには姿勢全体に問題があるのではないかと考え始めました。考えれば、元から猫背で姿勢が悪く、左肩にだけ重い荷物を背負わせていたから、この左荷重のO脚を促進した可能性があるのです。

この本の100足腰体操というメニューがあり、リハビリに加えることにしました。

 

2022年6月 APSの追加判定→ このままリハビリ続行

痛み度合い3/10 限界歩数7000歩

 

APS再生医療について、さらにもう1回トライするかどうかの判定となりました。

この時期、膝自体はかなり好調で、痛み度合いも低くなり、階段でも多少スムーズに上り下りができるようになってました。遅ればせながらAPSの効果が出来てきた可能性があり、この段階で急いで追加する必要はないという診断になりました。

ところが、膝よりも左足の脛の外側が先にいたくなるという現象が悪化しており、リハビリをし始めただけでかなり痛いという状態になりました。これは相変わらず原因不明で、膝の問題と片付けられていました。

 

2022年7月 Youtubeメニューに全面移行

痛み度合い2/10  限界歩数8000歩

この時期から、かなり限界歩数が伸びて、信号が黄色の場合、小走りになって急いで歩行するということも可能になりました。

 

リハビリメニュー Youtubeメニューに全面移行

単調なリハビリに完全に飽きてしまい、朝晩実行するのを忘れることも出てきたので、目先を変えることにしました。病院の待合室で流している「変形性膝関節症」のトレーニングビデオがYoutubeで実行できることを知り、それを取り入れました。

簡単!おうちでできる 変形性膝関節症のトレーニング – YouTube

・膝振り子

・長座位

・かかと箱乗せ

・ボール 腰、かかと

・バンド 足元、もも、壁

・タオル

・ももあげ

・100足腰体操

 

 

2022年10月 1年後に2度目のMRI→ 筋膜リリースメニュー

痛み度合い2/10  限界歩数8000歩

この時期、我慢すれば1万ー1.2万歩の歩行が可能になっており、休み休みすれば普通人のスピードで長距離もできるようになっています。

膝の痛みが薄れていくに従い、前々から問題になっていた「左足脛外側の痛み」の方が目立つ事態になりました。そこで、徹底的に脛の筋肉をケアしようと、筋膜リリースを取り入れて熱心にマッサージしていました。

 

リハビリメニュー

・膝振り子

・筋膜リリース

・朝ヨガ

・100年足腰体操

 

2022年11月 「猫背」→ 姿勢矯正メニュー

痛み度合い2/10 限界歩数10000歩

 

状況変わらず、「左足脛外側の痛み」で限界歩数が8000歩から無理をすれば1万歩という状態。

さすがにここまでの1年以上でいろいろな勉強をしてきたので、これは膝だけ見ていても埒が明かないと気付きます。そこで、自身の長年の姿勢の全問題に徹底的に向き合うことにしました。

首の突き出し、巻き肩、猫背、O脚など、各種の姿勢矯正の知識をためながら、諸々の姿勢矯正方法を試していきます。ここでもYoutubeが便利でした。

まずは、全体のストレッチをして、柔軟性を獲得していこうとしていました。

ストレッチ系のYoutube動画はたくさんあるのですが、毎日それを見ながらやろうとすると、解説がうざくなったり、しゃべりに熱中して、肝心のリハビリシーンを省略してしまうモノも多いものです。

そのなかで、リアルタイムに、ストレッチすべきポイントの解説を的確にしてくれて、かつ、毎日会うのが楽しいというビデオを発見しました。「さきヨガ」です。豊富なメニューから自身のストレッチポイントのシーンだけを抜き出して、メニュー化していきました。

 

ただし、実際のリハビリメニューに取り入れる際には、理学療法士と綿密に動き方の相談をしています。

安易に、Youtubeの動画のままに運動を取り入れることがないように事前に忠告しておきます。

 

さきヨガストレッチ

【超硬い人必見!】どんなに身体が硬い人でも股関節が柔らかくなるセルフ整体 – YouTube

 

2022年12月 「反り腰」診断追加→ インナーマッスル・メニュー

痛み度合い2/10 限界歩数10000歩

姿勢矯正のPDCAの結果を主治医に相談すると、もしかしたら「腰」から来る痛みかもしれないということになり、急遽、腰のレントゲンを撮影。ドンピシャで、腰がそっている「反り腰」という診断になりました。

反り腰の影響で脛の腱に影響が出るそうです。以前から施していた筋膜リリースに加えて、反り腰を抜本的に解決するために、インナーマッスルを鍛えることが大事ということで、トレーニングメニューに、ドローイング、多裂筋アップなどのメニューが追加されました。

 

リハビリメニュー

【初心者向け】インナーマッスルトレーニング正しい鍛え方まとめ! – YouTube

・朝ヨガ

・猫背矯正

・ドローイング

・インナーマッスル

・ボール

・ゴム

・背伸ばし

・肩こり

 

2023年2月 APS経過1年診断 → リハビリ終了

痛み度合い1/10 限界歩数10000歩

 

現段階で、膝及び脛に痛みがまったくないとは、言えません。歩き出しには痛みは伴いますし、階段でもスムーズには歩けません。限界歩数の手前でも、痛みが出ることがあります。

それでも、痛みの度合いは発症当時の1歩ずつ冷や汗をかいていた時期を10/10としれば、1/10と劇的に改善されました。これがすべてAPS再生医療の効果なのかは自己判断できません。

ただ、骨切手術することなく、ここまで軽減されているのは事実です。

APS再生医療には経年的な問題があるとのことで、2‐3年以内に再度検討をするために、引き続き経過観察ということになりました。

また、65歳までには抜本的な解決策として、骨切術または人工関節の導入という判断をされています。

それにしても毎週行っていたクリニックへの通院から解放されます。精神的にはかなり回復した気になれます。長かったリハビリからの生還です。

 

ここまで、毎週、毎週、私の膝をマッサージしてくれた理学療法士の芳賀さんに深く感謝します。

また「はく整形外科運動器エコークリニック」の先生方、スタッフの方々にも感謝をさせていただきます。心細く孤独なリハビリを皆さんが支えてくれました。ありがとうございました。

 

 

*再度、繰り返しますが、症状は個人個人で違います。あくまでAPS再生医療の状況とリハビリ過程として記述しますので、お読みになる方は、安易に素人判断せずに、大学病院レベルの専門医の診断を仰いでください。

 

あなたの痛みに、この記事が少しでも役立ちますように。


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