私の人生の方針は「人生は道を究め、日々は技を極める」 というものです。
人生は、「道を究める旅」です。
長い時間をかけて、なにかを追い求めて、前向きに取り組むことで、その人の人生は「大いなる歩み」になります。
取り組むテーマは、なんでもいい。人それぞれ、なにに取り組んでもかまわない。どんなことでも前向きに取り組むことで、それは次第に「道」になっていく。
だから自分なりの道を歩めばいい。だからこそ、世界に多様性が生まれるのです。
しかし、道を究めるためには、それなりの「やり方」があるはずです。
でも、そんなやり方を教えてくれる人は少ない、そんなことを学ぶ機会も少ない。
そこで、「求道具」というコンセプトを打ち出すことにしました。
学校でも、道場でも教えてくれない「人生の歩み方」を考えていきたいと願ったからです。
人間が、主体的に「人生という長い旅」を歩むためのいくつかのヒント。
科学によって寿命が伸びる、人生100年時代に求められる哲学。
それが「求道具」です。
接続する世界、テクノロジーの進化、分断と格差の拡大、拝金主義、秒単位でVUCAな状況、人新世の時代を生き抜く世代に対して、「困難な人生を生きるヒント」をちょっとづつ教えたいと考えています。
例えばこんなヒントを
「失敗を織り込む」
初めての挑戦には失敗がつきものです。
失敗も、道の歩みのひとつでしかありません。
失敗をした人間は、失敗から学べばいい。
次に失敗しないように、気を付ければ、二度目は成功に近づく。
ローマ時代の執政官は、失敗しても決して責められなかった。
全権委任するということはそういうことです。
彼らは失敗しても、必ずセカンドチャンスを与えられた。
シリコンバレーでは、エンジェル投資家は、初めてのチャレンジャーよりも
一度事業に失敗した人間に投資することが多いと聞きます。
「人生をひとつの織物と見なし、一戦一戦の失敗や成功をそこに織り込んでいく、最後に壮大な人生の作品とすればよし」
蒼天航路より
本気の失敗には価値がある
宇宙兄弟より
このゴキゲンLIFESHIFTでは、少しずつこうした「求道具」のコンセプトをお話ししていきます。