2022マイ・ベスト3 発表 クリエイティブな人生のための美記憶活動 

美記憶活動として、毎年恒例でまとめている「マイ・ベスト3」。

書籍、ドラマ、アニメ、映画・エンタメ、教養、体験の各部門でその年の私的なベスト3を決めています。

アーリーリタイアを実現した2022年は、改めて人生修養のつもりで、いろいろなことを体験し、それぞれに真摯に向き合いました。

書籍部門1位 「入門 起業の科学」

起業のためもあり、今年は本は辺り構わず乱読しました。

図書館で借りた本は100冊以上だと思います。新分野に挑戦するときはこうした「知識のシャワー」が大事だと思うのです。

そうすると乱雑に散らばったピースがいつの間にか、大きな知恵の木になって立ち現れのです。今回の創業のネタはそうやって思いつき、まとめ上げました。

 

参考記事

知識のシャワー 新分野に挑戦するときには図書館で50冊目を通す LIFESHIFTハック – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

<書籍部門>

1位 入門 起業の科学 / 田所雅之

 

シニア起業のマニュアルとして1年かけてお世話になりました。

「起業の科学」の要約というより、ノウハウ抽出本。やるべきことが順にまとめられている。

併読して「リーン顧客開発」や「スタートアップファイナンス」など、起業関係の書籍を読み漁った。

すべてが融合して、Dish App合同会社につながっていると思う。

入門 起業の科学 | 田所 雅之 |本 | 通販 | Amazon

 

2位 完訳 7つの習慣 30周年記念版 / スティーブン・R・コヴィー

アーリーリタイアをした今年、ふたたび真剣に向かいあった「人生の書」。

はじめて「通しの読書会」を仙川書斎で主催して、これまでの自分の経験に基づいてまとめ直しました。

すると「読みなれた本」から、今までとは違う姿が立ち上がってきた。その内容は、このブログで連載しています。

完訳 7つの習慣 30周年記念版 | スティーブン・R・コヴィー, ショーン・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン |本 | 通販 | Amazon

 

参考記事

第3の習慣「デリゲーション:最優先事項を優先する2」 名著「7つの習慣」で「ゴキゲン×ヤリガイ」のある人生を手に入れる 5 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

3位 承久の乱 / 坂井孝一

「鎌倉殿の13人」と「アニメ平家物語」という絶好の研究材料を得て、2022年は真剣に日本の中世に取り組むと宣言しました。

様々な書籍や「ゲームオブスローンズ」にまで手を広げて研究しましたが、この「承久の乱」を読んで気付いたのは、「源平合戦」という戦闘絵巻の視点で見ている限りは日本の中世は読み解けないということです。

本作は、「鎌倉殿の13人」の歴史監修を務めた作者が、朝廷と幕府の対立を暴きます。ここに「公武盛衰」という歴史の綾を感じました。承久の乱こそ、朝廷と幕府の関係を逆転させた大事件なのです。

 

承久の乱-真の「武者の世」を告げる大乱 (中公新書) | 坂井 孝一 |本 | 通販 | Amazon

ドラマ部門1位 「鎌倉殿の13人」

 

<ドラマ部門>

1位 鎌倉殿の13人

三谷幸喜の圧倒的な作劇、それを歴史ドラマとして構築した演出陣、それらの高い要求に応えてみせた俳優陣。馴染みのない「鎌倉時代」における日本の「中世の野蛮」をダークに描き切った。

これぞ大河ドラマの最高到達点。

 

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

 

NHKが、「歴史探偵」や「英雄たちの選択」などで関連番組をたくさん制作してくれたので、一気に「日本の中世の成り立ち」を理解することができました。改めて、感謝します。

参考記事

2022年は源平合戦!「鎌倉殿の13人」とアニメ「平家物語」 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

2位 ミステリと言う勿れ

大昔のようで2022年冬なんですよ! ミステリ・ドラマの定石をすべてひっくり返す仕掛けで、なにが起こるのか毎週ドキドキしてました。

ミステリと言う勿れ – フジテレビ (fujitv.co.jp)

 

3位 Silent

同シーズンの「エルピス」と悩みましたが、秋シーズンでは話題のこちら。

フジテレビのドラマの復活を背負って、新たな脚本家、新たなディレクターを発掘。

「タイムパフォーマンスの時代」に抵抗し、逆にゆったりと丁寧にシーンを重ね、ひとりひとりの登場人物の心象に寄り添った点が素晴らしい。

スタッフが「僕らの時代」で、「毎週毎週、放送日が楽しみでしょうがない。そんなドラマが好き」という想いが制作の根幹だと。テレビドラマ好きとして共感。

silent – フジテレビ (fujitv.co.jp)

 

アニメ部門1位 「平家物語」

 

<アニメ部門>

1位 平家物語

ウェルメイドなアニメでした。自分のテーマの「中世・公武盛衰記」としても堪能したけれど、破れていくモノへの哀歌を感じる、まさに平家物語の神髄に触れる作品です。

「犬王」など同時代を扱った作品との連動もお見事でした。

TVアニメ「平家物語」公式サイト (asmik-ace.co.jp)

 

2位 ブルーロック

W杯の2022年に相応しい作品。ベスト8の壁に阻まれ続ける日本代表に足りないものは「エゴ」だ。

クロアチア戦で敗れた後に田中蒼選手が「化け物になって帰ってきます」といいました。

ブルーロックは、その「化け物=エゴイスト・ストライカー」を輩出するための国家的実験です。

TVアニメ『ブルーロック』公式サイト (bluelock-pr.com)

 

3位 キングダムⅣ

映画版よりアニメ版が圧倒的に心躍ります。自国・秦を遂に制して、中華統一に乗り出すシーズン4。

多彩な登場人物、多彩なドラマ、歴史ドラマとして、安定のクオリティーです。

アニメ キングダム 第4シリーズ – NHK

 

次点 チェンソーマン

好きです、かなり。でも、なんか「ヒーローアカデミア」、「鬼滅の刃」、「呪術廻戦」と続いてきたジャンプのダーク・アクション路線が、もう気分的にいっぱいいっぱいになってまして、残念ながら4位でした。

アニメ『チェンソーマン』公式サイト (chainsawman.dog)

 

映画・エンタメ部門1位 「The First SLAM DUNK」

映画は全体に月一ペースで見ましたが、前半が不作でした。

 

<映画部門>
1位 The First SLAM DUNK

長年、生きてて良かった!という夢の実現でした。

漫画の原作者がアニメを監督するという意味では、「アキラ」の大友克洋以来の出色の出来。自分がやりたいことを実現するための技術を余すことなく利用して、他の誰にも邪魔されずに、思いにままに創りきった人生は、素晴らしい。私の中ではマンガ家ではなく、「映画監督 井上雄彦」さんです。

映画『THE FIRST SLAM DUNK』 (slamdunk-movie.jp)

 

2位 すずめの戸締り

これも監督の矜持を感じる作品。東日本大震災を真っ向から扱う勇気、同時代作家の面目躍如です。

正直言うと、乗り切れないシーンもあるけど、それも新海監督らしさの表れ。

映画『すずめの戸締まり』公式サイト (suzume-tojimari-movie.jp)

 

3位 ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1-8

この第3位に映画が入ってこなくて、HBOのTVシリーズになるのが不作の年の象徴。

逆に言えば、このゲームオブスローンズがいかに素晴らしかったかという証明だと思います。

中世の野蛮については、思う存分、過去記事にまとめました。

参考記事

大人の教養 「中世」の構造理解 「鎌倉殿の13人」と「ゲーム・オブ・スローンズ」の共通項を探る – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章|ワーナー・ブラザース (warnerbros.co.jp)

 

 

次点 PLAN75

 

 

体験部門1位 「シニア起業 Dish App合同会社」

<体験編>

1位 シニア起業 Dish App合同会社

 

生涯の宿題として「社長業にチャレンジするか?」を問い続けて、遂に決断した創業体験。

いまからやるなら「ゴキゲン×ヤリガイ」が両立し、75歳まで継続可能なビジネスと考えて、

趣味を活かした「うつわと料理で笑顔の食卓をつくる」 Dish Appに至りました。

Dish App 創業宣言 Dish App 合同会社 代表・ファウンダー就任にあたり – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

2位 ご近所コミュニティ

 

前回の記事でレポートした、今年最大の収穫。これも「ゴキゲン×ヤリガイ」が両立し、継続することが大事だと思っています。

「ご近所コミュニティ」が今年最大の収穫 地元のゴキゲンサロンでクリスマスパーティー – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

3位 21世紀のお墓選び 築地本願寺合同墓

 

昨年末の母の急逝で、突然、降ってわいた「お墓選び」。子どものいない我が家にとって、都会の合同墓というのは、最善の解決策でした。

新しいお墓選び「築地本願寺倶楽部」 21世紀の家族の終活 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

教養部門1位 「ワールドカップ カタール大会」

<教養編>

1位 ワールドカップ カタール大会

 

30年前にサッカーを好きになってよかった! 今年の大会は本当に感動した。

W杯の歴史でも特筆すべきレベルの決勝戦でした。

選ばれた神の子が苦難の末に、「神」になった試合。さらに次の継承者を決めてしまった。

あの試合を「目撃」したのは、人生の宝物。

 

日本代表も、ついに「強豪」への階段を上り始めた。人生の続く限り応援しよう。

W杯「ベスト8の壁」分析 独自調査でわかった日本の現在地「世界23位」! – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

 

2位 ロジェ・カイヨワ「戦争論」と ウクライナ戦争

震災も、疫病も自分の人生で体験するとは考えてもいなかった。でも現実は違った。

ということは、戦争も体験するだろうと、考えていたら、ウクライナ侵攻が起こった。

プーチンはウクライナ侵攻を起こす前に「日本への侵攻」プランも持っていたという報道もある。

「社会にとって、戦争とはなんのか?」、それを問い続けたカイヨワ。

導き出したのは「戦争は、祭りと同様に社会システムに組み込まれたシステム」であり、「人間の文明が発達すればするほど、戦争が野蛮で破滅的になっていく」という結論だ。しかし、希望は、戦争への傾きを教える「教育」にあると説く。

ならば、いまこそ、戦争への傾きを大人が説く時代が来た。

 

ロジェ・カイヨワ「戦争論」1冊1P|太田泉|note

 

中東のワールドカップ 1次リーグを終えて 伝説の1.88mm 日本の躍進 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

3位 VR メタバース体験

 

今年の前半、VRのコンサルのお仕事をいただき、門外漢ながらVRやら、メタバースを経験した。

ゲームをつくってきた人生からすると「メタバース」は巨大なゲーム空間です。

現実世界を忘れるための「偽空間」。自分としては、デジタルとアトムが融合するMRが本命だと思うけれど、それまでの期間、偽空間での「遊戯」が時代を席巻するのかもしれない。

 

メタバースへ出発!Meta QuestでVR体験 アーリーリタイア後の初体験主義 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

格言部門1位 「大賢虎変」

<格言部門>

1位 大賢虎変 :賢者が、時の流れに合わせて、日々自己変革すること

アーリーリタイアで、ゼロリセットされた自分をどう変革するか、それが2022年のテーマでした。

そして巡り合った「ゴキゲンLifeShift」のコンセプト。自分の今後の指針にしていきます。

 

2位 Impossible is an opinion, not a fact. /  カナダ・カーリング女子代表 JJ ジェニファー・ジョーンズ

 

冬期オリンピックの女子カーリングで、日本代表がついに銀メダルを取った。

「不可能は単なるご意見。事実ではない」これはその女子カーリングの生きる伝説と呼ばれたジェニファー・ジョーンズの名言だ。自分を信じて、行動したものが、歴史をつくっていく。

 

3位 何時の立つ処を深く掘れ そこに必ず泉がある / ニーチェ

 

「泉」という名前が入る格言。これこそ、2022年の自分に相応しいと思う。

新たに掘り続け、ついにここに見つけた「泉」を大事にしていきたいと思う。

 

過去記事

クリエイティブな人生のために毎年している美記憶活動 2021マイ・ベスト3 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)


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