Becoming
「Becoming」というコンセプトワードは、ケビン・ケリーが2016年に発刊した「インターネットの次に来るもの -The Inevitable- 未来を決める12の法則」で予言的に提示したものです。
デジタル革命以降、世界は固定されることを嫌い、常に前進し、常に何者かに「なっていく」。
彼はこの「なっていく」世界観を、Becomingとして表しました。
そして、テクノロジーによる絶えざる進化は、人類史上かつてないほどの「破壊的な進歩」に発展し、その最終形態は誰にも予測できない。ただ潮流はわかる、その潮流の一つがBecomingだと主張しています。
我々は、この巨大な「なっていく」世界(Becoming world)に住むことになり、「常にアップデートを強いられる永遠の初心者」になる、という予言でした。
ちなみに当時、「インターネットの次に来るもの -未来を決める12の法則」を1冊1Pでまとめた図です
アップデートしていくスキル
我々がBecoming worldの住人であることを示す卑近な例が、突然操作系が変わってしまう現在のSNS群です。
昨日までつかっていたFacebookやInstagramとは、まったく別のバージョンが予告なしに現れます。
裏ではABテストが数多く繰り広げられて検証済みなのだと思いますが、ユーザーにしてみれば、使い慣れたコマンドがいつの間にかどこに行ったか分からなくなってしまい困り果てるという、いつもの「アレ」ですね。
マニュアルすらないから、周りの人に聞いたり、YouTubeやネットを調べて見よう見まねで、必死にキャッチアップしますよね。
この現象、若い世代だけの話だと思うと、実際には全世代共通であり、私のようなシニアの59歳でも要求されます。
このようにテクノロジーの進化に応じて、「アップデートしていくスキル」こそ、今の時代の最重要スキルなのです。リカレント教育の中心に添えるべき学習課題だと思います。
個別のツールを完全習得するよりも、アップデートしていくスキルを学ばないと、「使えるアビリティ」としての意味がないのですから。
今年の私は、まさにこの「アップデートしていくスキル」を全方面から求められています。
なぜなら楽園から追放された身だからです。
マイクロソフトを退職して1年、フリーになってからは、新たに関わる人々から、その都度、その集団が使用している様々なツールへの参加を求められ、それに次々と適応しなければならなくっています。
マイクロソフト時代は万全のMicrosoft365のライセンス環境が用意されてました。
Teamsを中心に、Widows-Office365で、すべてが統合された環境で仕事をしていました。
コロナになって急遽テレワークするにしても、グローバルでほぼ同一環境のメンバーだけなので、ノーストレスで、リモートワーク生活に移行し、世界を相手に快適な協働作業を満喫してました。
しかし、いったんそこから離脱してみると、その「快適性」は、この時代に取り残された「ガラパゴス諸島の幸福な幻想」だったようなのです。
「幸福な幻想」から覚めてみると、2022年に生きるというコトは、ケビン・ケリーがいみじくも予言したように、ハチャメチャに混乱していて、「絶えざる進化」の大時代なのでした。
どこのジャンルにも覇権を制したアプリはなく、みんながみんな好き勝手に使いやすいアプリを使ってます。
協働するなら彼らの集団が使っているアプリに参加するしかなく、新しい仕事をするためには、新しいアプリを3-5個くらいは新たに習得する必要がありました。
エデンの東のルールは、「新しいツールをどんどん渡り歩いて、自分をアップデートし続ける」というコトでした。
パラレルワークの世界に対応せよ
この現実世界で、今後も働くつもりの人は、次々に現れ、他者から使用を強制されるツールを柔軟に乗りこなさなければなりません。
ですから、新しい事象に遭遇しても、すぐに似たような経験を思い出して、そこで得た経験則をもとに、パッと実行してみるのです。
新たなツールの効用・機能のすべてを使いこなすことなど必要なく、最低限の時間で学び、最低限の機能を使います。
こうして軽やかに、どんどん新しいツールを渡り歩いていくのです。
まず、ひとつの企業や団体に所属している人たちは、この流れを強く意識する必要があると思います。
たぶん、ひとつの組織だけで物事が完結する時代は早々に終わります。
よりスピーディな解決を求める時代の要求から考えるならば、いまや組織の限界を越えて、他の集団と積極的に協働して、前代未聞の解決策を協働する時代です。
これからは、プロジェクトごとにスタッフがキャスティングされ、短いスパンで離散集合を繰り返す新たな「働き方」に乗り替わっていくでしょう。
社歴にはほぼ意味がなくなり、プロジェクト歴が重要になる時代が近づいています。
そこでは、無数のツールを重複して使い、そのたびごとに最適化して、軽やかにプロジェクトを渡り歩く必要があるのです。
こうしたパラレルワークの時代、プロジェクトの時代を予見するなら、我々は今後さらに膨大なツールを使いこなしていくことになるでしょう。
だって、コラボするチームの数が増えれば増えるほど、覚えるべきツールが膨大に増えていくのですから。
まさに我々は、常に「アップデートしていくスキル」を求められていくのです。
では、Becomingの時代に、皆さんの健闘を祈ります!
私が1年間で覚えなければならなくなったツール群
ということで、今回は、退職してから、使うことになったツール群をまとめておこうと思います。フリーの仲間の中では無償ツールが大流行なので、現在、普及している無償ツールの紹介ブログになると思われます。
* 個別ツールへのコメントなど後から補足します
<テレカンツール>
Zoomの圧勝です。Teamsを要求されることは1グループだけでした。ほかのテレカンツールも同様の存在感でした。
Zoom
ビデオ カンファレンス、クラウド電話、ウェビナー、チャット、仮想イベント | Zoom
Google Meet
Google Meet: ビジネスで使えるビデオ会議ツール | Google Workspace
<コラボツール>
ここでも、Teamsを要求されることは皆無。
会社、チームによって導入されているツールを後から参加するメンバーに参加させる形で普及しているようです。
Box — セキュアなクラウドコンテンツ管理、ワークフロー、コラボレーション
Chatwork – 中小企業向けビジネスチャット 国内利用者数No.1
90日で記憶が消えていく便利な「記憶抹消機関」です。これを俯瞰してみると、ほとんどのコラボレーションは90日でひと段落するということなのでしょう。
<ブログツール>
WordPressについては、ここまでこのブログでも何度か書いてきました。
Word Press5.9バージョンアップで痛感する 生涯学び続けるスキル – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
関連プラグインはしこたま、覚えました。
<WEB開発ツール>
Wix
起業にあたっては、結局、Wixを選択しました。この件は、ゆっくり紹介します。
Free Website Builder | Create a Free Website | Wix.com
EditorX
C2CのECサイト構築で活用
STRIPE
C2CのECサイト構築の決済で活用
フロー
・ワイヤーフレーム
・デバッグ
Backlog
・キャプチャー
GYazo
<MEO>これは新鮮だった。
Google My Business
<SNS>
note.
起業の背景は、note. で掲載することになりました。
https://note.com/dishapp/
同じく、起業のリアルタイムレポートをTwitterでします。
Dish App 太田 泉(@IZUMI_OTA)さん / Twitter
Googleアドセンス
今年の目標達成 Googleアドセンス合格!+WordPressブログ運営 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)
Google Analytics
<アンケート>
Google Form
Teams Form
<写真ツール>
Foodie :圧勝
Canva
Focus
Snapseed
FLTR
湯気る
Snapseed
Googleフォト