【生涯趣味】陶芸でクリエイティブな人生を送る 6年目の成果「清興展・金賞」公募展で初受賞!

陶芸6年目の成果 「清興展・金賞」公募展で初受賞しました!

 

第46回清興展「金賞」をいただきました!

■ORIGAMI【タートル】

 
受賞したのは今年のテーマの「ORIGAMI」でした。
HAWAIIの親子カメをイメージして「ORIGAMI タートル」としました。
 
陶芸はじめて6年目(丸5年)の2024年は公募展に挑戦しようと決めて、実に5つ目の大会でした。
清興展は絵画・写真など平面が主体の公募展なので、立体の賞は2つだけだったので、その意味では狭き門でした。
日本清興美術協会 清興展
 
 
長年いろいろな展覧会を観に来ていた上野の「東京都美術館」に自作が展示されてることに素直に感動してます!

これまでの軌跡 【独自の創造】

それまでの30年間仕事一筋、無趣味だった男が50代で陶芸教室に通いはじめて、ここまで真摯に「独自の創造」に取り組んで、数々の作品を仕上げることが出来ました。

深大寺の教室で初めて作った抹茶茶碗です。この四角の抹茶茶碗の初心に「独自」を求める姿勢が表れていますね。

この陶芸教室で1年に一つずつテーマを持って、クリエイティブな挑戦をしてきました。

 

Year1: 陶芸×盆栽

1年目は、半年間、基礎を学び、基礎課程を卒業。

それから自由課題として「陶芸×盆栽」というテーマに挑みました。

いまでは作品を並べたマンションのベランダが、窓辺のギャラリーになりました。

「生活で使える芸術作品」は以後も追いかけてる方向性です。

 

■春の植木鉢 【桜】

 

奥村土牛の桜をイメージしています。

「桜の花が咲いている時は短いので、そうでない時期にも春を感じさせる作品にしたかった」

 

■冬の植木鉢【梅】

■秋の植木鉢【紅葉】

最初につくり、はじめて爪脚をつけた作品です。

もみじは春の若葉も、秋の紅葉も素敵なので、あまり主張しすぎないような作品にしています。

 

夏の植木鉢【藤】

 

シリーズのなかでは最大で、更に高さのある藤を植えています。各面に彫刻や釉薬で変化をつけています。

この陶芸と盆栽シリーズは、その組み合わせの完成度が重要で、どんどん変化していく植物と変わらない陶器の関係の変化を楽しんでいます。

 

陶芸と盆栽シリーズの最難関だった「苔山の植木鉢」。

多数のイメージ画と緻密な設計図のもとに計算で作り出した「自然」。

これ陶芸としては誰にも理解されないくらい半完成状態でしたが、土を置き、苔を配置して、毎日水やりすることで「作品として完成」します。

作庭家の気持ちがよくわかりました。毎日世話してたので、リモートワークの友人です。

これが翌年のテーマ「彫刻と陶芸」につながる試みでした。

 

Year2:陶芸×彫刻

2年目は、基礎技術が上がってきたので、陶芸の要素に彫刻の技法を入れて、組み合わせて、造形的なチャレンジをしてみました。

 

■四季皿【春】

「陶芸と彫刻」の代表作品である「四季の皿」。二十四節季の漢字を彫り込んだ作品。

二十四節気の文字を絵漢字にして季節感を出しています。彫刻刀を久しぶりに握って、細かい彫りをしていきました。

 

   

「四季の皿、春」。化粧土と釉薬の関係が計算通りに行かなくて難儀しています。

最後の最後に上絵付けして完成させました。

 

■四季皿【夏】

こちらは「夏」 、夏らしくドーンとした感じで、大暑・小暑の山、立夏の竿にこいのぼりたち。

芒種、夏至、小満という雲の構成です。

■四季皿【秋】

東山魁夷をイメージして秋を組み上げました。

■四季皿【冬】

冬至のカマクラを中心に深々と降る雪を描きました。

 

■令和の土偶【翡翠】

色っぽい作品もつくります。

岡本太郎先生に触発されて、縄文土器を自分なりに再解釈した「令和の土偶」シリーズの最初の作品

 

■令和の土偶【白い秘密】

 

■【陶器のモビール】

発想はシンプルなんですけど、壊れやすい陶器を動かすのが難しい。

師匠に相談したら、「また変なこと言い出して」って感じで笑われました。

相方の一字と自分の名前からイメージしてます。

 

■【クジラの無電源スピーカー】

 

 

「電気のいらない家電」として作成したスマホ用スピーカーです。

今でも毎日使っています。音の広がりが素敵です。

 

■ランプ【巻貝】

 

 

Year3: 陶芸×絵画

4年目のテーマ「陶芸と絵画」の実験作を、化粧土の練習として徹底的に勉強しました。

絵筆を学生時代以来、真剣に動かしました。

 

■モネの皿たち【睡蓮】

モネの睡蓮の再現を狙っています。

 

 

 

■ゴッホの皿たち【聖月夜】

ゴッホの絵を実物大で絵付けしています。ゴッホのマチエールを触角として楽しむ趣向です。

 

■正月皿【アロハ】

大皿とそれを取り巻く向付で、縁起良く円になるようにしていますしています。

 

 

Year 4: 陶芸×波

5年目のテーマとして、ある夜突然「波」をつくれとお達しをいただき、取りつかれたように波の作品をつくりました。

■波皿【試作】

■波皿

■滝皿【試作】

Year5:マクロの世界

 

陶芸×宇宙

■宇宙皿【地球の気持ち】

■宇宙皿【月】

 

■宇宙皿【月の地球食】

 

■宇宙皿【太陽】

陶芸×多肉植物

地元にできた多肉植物のお店「OITO」とコラボして、植木鉢を販売していただきました。

 

 

 

Year 6 : 陶芸×ORIGAMI

■ORIGAMI【タートル】

 

   

 

 

■穴窯【自然釉】

 

■穴窯【令和の土偶】

 

 

Year 7 : 陶芸×顕微鏡

広大な宇宙を探検しつくしたので、つぎはミクロの世界をテーマにしていこうと考えています

 

写真集としてnoteで作品を紹介しています。よろしければこちらをご覧ください。

泉作陶作品集|太田泉 / 太泉|note

 

 


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