【初級編】年115%で伸ばす資産作りの極意:経済的自立のためのゴキゲンな資産運用戦略

ゴキゲンな資産運用の極意

目次

・はじめに:「5年で2倍」=年115%理論で目指すアーリーリタイア

・労働収入の最大化

・労働収入による貯金と投資による運用のバランス

・種金の重要性:最初の100万円=資産運用の出発点「貯め癖」

・経済的自立への第一歩:資産運用の基礎

・キャリアの転換と資産運用:大胆な決断の価値

 

ゴキゲンな資産運用戦略:5年で2倍

はじめに:「5年で2倍」=年115%理論で目指すアーリーリタイア

この「ゴキゲンLifeshift」において、アーリーリタイアを実現するための資産運用の基本理論は、年115%の成長目標を設定し、その実現可能性を追求することです。この理論は、元本が5年で2倍になるというマジックナンバーを活用しています。具体的には、以下のポイントに注目します。

  • 年率15%の成長目標というマジックワード

まず覚えてもらいたいのは、どんな物事でも「年率15%で成長を続ければ、元本は5年で2倍」になります。

この記事では、このマジックワードを利用して、アーリーリタイアを成し遂げる方法に焦点を当てます。

  • 「貯金+運用の総体」で資産を増やすゴキゲン資産運用理論

    ゴキゲン資産運用理論の肝は、単に投資での成長を指していない点にあります。年率15%の成長とは、労働で稼ぐ「貯金」と、それを原資に運用して、お金に働いてもらう「投資」の総体である「資産」をコンビで成長させるというコンセプトにあります。自分自身で稼ぐ貯金と投資による運用実績を組み合わせて、通常の運用だけの目標を超える成長を目指しているので、115%の成長を実現するのです。

投資運用には波があります。運用が好調な場合は110%以上の場合がありますが、逆に90%台という不幸な場合もあります。資産全体を年115%で成長させるためには、運用の不調によって差異が出た場合、残りの目標差額を貯蓄で埋めていくのです。逆に言えば、5年単位で目標を上回っていて単年だけ基準を下回った場合は、過去の余力を埋め合わせに使えばいいのです。気持ちを大きく「5年で2倍」を目標にしましょう。

 

注)投資にはリスクが伴うため、投資前には商品の特性やリスクを理解し、自己責任で行うことが重要です。

 

  • では投資の年利想定はどれくらいがよいのか?

堅実な投資を行うにあたって重要なのは、現実的な投資の年利目標の設定を知ることです。もちろん年利は多ければ多いほどうれしいのは確かですが、無謀な目標を掲げてもギャンブルになるだけで、長期間に渡る目標である「5年で2倍を継続する」の達成は困難になります。

年利10%が最大目標だとされている

    • 個人投資家が目標とすべき年利は10%が最大とされています。
    • この場合、仮に元手1,000万円で投資を始めた場合、年利10%を達成し続けると、3年後には1,331万円になり、5年後には1,611万円、30年後は1億7,449万円まで増える計算です。
    • 投資初心者には「年利10%」と聞くと少ないと感じる方もいるかもしれませんが、重要なのは継続的に安定したリターンを得ることです。
    • 5年先や10年先にどの程度資産が増えているのか、具体的にイメージして長期的な目線で考えましょう。

年利5%が現実的ではある

      • 年利10%は理想的な目標ですが、投資を始めたばかりの方が簡単に達成できる数値ではありません。
      • 目指すべき目標は、年利5%が現実的といえるでしょう。
      • 年利5%は、株式投資やインデックスタイプの投資信託の市場平均と同程度の利回りです。
      • 株式と債券の分散投資を行う場合は利回りが下がるため、年利3%~5%と考えるとよいでしょう。
  • 知恵の見せ所:アーリーリタイアへの定量目標

    • 年115%の成長させる活動を10年、20年、30年と継続していくと、不況や恐慌を経験して、その経験が知恵を生みます。
    • 貯蓄人生の後半でさらなる知識と経験を積み、専門投資家並みの知恵を身につけることができます。
    • まずは「5年で2倍」という目標を掲げ、地道に貯金と投資を継続しましょう。
  • 「現金比率」はどのくらいがよいのか? リスク許容度に応じて現金比率を調整

    • アーリーリタイアを目指す際の「現金比率」については、一概に決めることは難しく、個人のリスク許容度やライフステージ、資産状況によって異なります。しかし、一般的なガイドラインとして、以下のポイントを考慮することが推奨されます。
      1. リスク許容度に基づく現金保有:
        • 投資におけるリスク許容度は、現金比率を決定する上で重要な要素です。
        • 投資優先でリスクを取れる人は、現金比率を低く設定し、より多くの資金を株式やその他の成長資産に投資することが一般的です。
        • 逆に、リスクを避けたい方は、現金比率を高く保つことで市場の変動から資産を守ることができます。
      2. 生活費のカバー:
      3. 緊急時の対応:
        • 予期せぬ出費や緊急事態に備えて、追加の現金を確保しておくことが賢明です。
        • これには医療費、家の修理費、その他の突発的な支出が含まれます。
      4. 投資の機会、暴落相場に対する準備金:

      これらのポイントを踏まえ、自身のライフプランに合わせて最適な現金比率を決定することが大切です。また、経済状況や市場の変動に応じて、定期的に現金比率を見直し、調整することが推奨されます。

 

参考記事

早期リタイア生活に向けた資産運用のポイント [資産運用] All About

投資の年利はどれくらいがベスト?実利回りの計算方法は? | コラム | 資産運用・相続税対策専門 ネイチャーグループ (nature-inter.com)

【完全リタイア後の資産配分】現金比率を再考した-50代からの東京アーリーリタイア生活 (tokyoearlyretirement.com)

アーリーリタイアに必要な資金の計算方法とは? 退職するとかかる費用 | マネープラザONLINE (sbi-moneyplaza.co.jp)

 

【体験談】

「年115%で事業を成長させると、5年後にその事業は2倍になる」、この秘訣は私が以前所属していた会社に外資系企業からヘッドハントで来た上司に教えてもらいました。年115%以下だと成長事業とはいえないし、これ以上を求めると厳しすぎて社員がついていけない。ちょうど塩梅がよく、成長スピードが明確で、メンバーに説明しやすいのが「年率15%成長」なのだと説明されました。私はこれを自分の資産育成で応用しました。25年前のことです。

もちろん、投資の実績だけでは年成長115%は無謀な目標でした。私の場合、投資目標は通常の運用目標を104%としました。私が始めたのはマンションを購入して貯金をゼロにした40歳の年でした。ただし40代以降は稼ぎ時でしたので貯金はそれなりにできました。平均104%の運用益と貯金の組み合わせで、5年ごとに資産を2倍にして、自分自身のアーリーリタイアを成し遂げました。

資産運用の基礎:貯金と運用の総体で考える

労働収入の最大化

資産の元手を築くためには、労働による「サラリーの増加・労働所得の最大化」が重要になります。労働収入を最大化するための具体的な手段は、個人のスキルや職業によって異なりますが、以下にいくつかの一般的な方法を示します。

  1. スキルアップと資格取得:
    • 生産性の向上:効率的な仕事の進め方を身につけることで、生産性を高め、給与アップにつなげることができます
    • 専門的なスキルや資格を取得することで、より高い給与を得ることが可能です。
    • 例えば、IT業界でのプログラミングスキルや、会計業界での公認会計士などの資格が挙げられます。
  2. キャリアアップ:
    • 昇進やキャリアチェンジを通じて、より高い給与が支払われるポジションを目指します。
    • マネジメント職や専門職への移行が考えられます。
  3. 交渉による給与の増額:
    • 定期的な給与交渉を通じて、自身の価値を正当に評価してもらうことが重要です。
    • 成果を基にした給与アップの交渉が有効です。
  4.  副業やフリーランスでの収入増:
    • 本業以外に副業を行うことで収入源を増やすことができます。
    • フリーランスとしての活動や、オンラインでのコンサルティングサービスなどがあります。
  5.  転職
    •  現職でサラリーが上がらない場合、思い切って転職という決断も必要になります。
    • 特に現代社会では好調な業種は激しく入れ替わるため高収入を約束できる業種に転職することは重要なポイントです

これらの手段は、労働収入を最大化するための一例です。個人の状況や職業に応じて、最適な方法を選択し、実行することが重要です。また、これらの手段を実行する際には、長期的なキャリアプランを考慮に入れることが推奨されます。

 

参考記事

労働所得と資産所得の違いとは? 賢くお金を増すには? | その他暮らし | ファイナンシャルフィールド (financial-field.com)

 

【体験談】

私は50歳まで順調にゴキゲン資産運用理論で「5年で2倍」の実績を継続してきました。しかし、50~55歳の最終コーナーに差し掛かったときに、「5年で2倍の作戦」を継続することは不可能でした。

考えてみてください。50~55歳のわずか5年間で、5000万円を1億円にするのは誰にとっても難しい課題です。どれだけ支出を減らしても無理です。そこで私は、転職で年収を上げることにしました。104%のローリスク投資手法は変えずに、基本給を増やして貯蓄額を増やし、年率115%の目標を達成しようとしたのです。元勤めていた電機大手企業では役職定年があり、55歳で役員にならない限り大きな昇給はありませんでした。迷った末に、事業部長の地位を捨てて、52歳で初めてグループ社外への転職を決め、思い切って外資系企業に挑戦しました。結果的にはそれが予想以上に成功して、年収を2倍にして、念願がかなってFIREに到達しました。

45歳以上のFIRE志望者が年収を2倍にする方法 外資系企業への転職について【キャリア デザイン と は】 – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

労働収入による貯金と投資による運用のバランス

ゴキゲン資産運用理論が、労働で稼ぐ「貯金」と、お金に働いてもらう「投資」のコンビで成長させるというコンセプトであることは先に紹介しました。資産運用を語る前に再度、そのバランスについて考えましょう。

投資と貯金の組み合わせによる資産運用

投資と貯金を組み合わせることで、リスクを分散しつつ資産を増やすことができます。

投資には市場の変動によるリスクが伴いますが、貯金は比較的安定しています。そのため、両者のバランスを取りながら資産を運用することが推奨されています2

インフレ率を考慮した資産運用の重要性

インフレとは、物価が継続的に上昇していくことで、お金の価値が下がってしまう現象です。インフレになると、生活費や貯蓄の目減りなど、さまざまな問題が起こります。インフレ率が毎年5%ずつ上昇すると現在100万円のモノは、5年で約128万円まで上昇します。つまり、現金のまま置いている100万円のお金の実質的価値は、5年後には約78万円相当まで目減りします。

実際に日本の昨年のインフレ率は約2.5%でしたこのような状況では、貯蓄だけでは資産の実質的な価値を維持することが難しくなります。そこで重要になるのが、投資と貯金の適切なバランスです。

 

    • 貯蓄の役割

貯蓄は、元本が保証され、市場の変動リスクから自由な資産です。緊急時の資金確保や、短期的な資金計画には欠かせません。しかし、インフレ率を上回る利回りを得ることは難しく、長期的には購買力の低下を招く可能性があります。

    • 投資の必要性

一方で、株式投資や不動産投資などのリスク資産は、長期的にはインフレ率を上回るリターンを期待できます。特に、株式は企業の成長と共に価値が上昇するため、インフレに強いとされています1

    • バランスの取り方

投資と貯金のバランスを考える際には、以下のポイントが重要です。

    1. リスク許容度:個人のリスク許容度に応じて、投資と貯金の割合を決定します。
    2. 投資目的:教育資金や住宅購入など、具体的な目的に応じた投資計画を立てます。
    3. 資産の分散:リスクを分散するために、株式だけでなく、債券や不動産など、異なる資産クラスに投資します。
    4. 時間軸:投資の時間軸を考慮し、短期間での利益よりも長期的な資産増加を目指します。

結論

インフレ率を上回るためには、貯蓄と投資のバランスが鍵となります。リスクを適切に管理しながら、資産を分散投資することで、資産の実質的な価値を維持し、増やしていくことが可能です。個々の状況に応じた計画を立て、賢い資産運用を心がけましょう。

 

【体験談】

FIREした途端に、想定外の厳しい局面になってしまいした。「インフレ」です。急速なインフレになった原因は、主に以下の3つです。

  • パンデミックによる「供給制約と需要」の回復
  • ウクライナ戦争によるエネルギー問題による原油やガスなどの高騰
  • 米中対立による世界の分断と貿易摩擦

単純に考えるならば、インフレ率上昇に対抗するためには年間5%以上の利回りが必要になります。年間利回り4%であれば、低リスク・低利回りの金融商品を数多く探すことが可能です。自分も30年近い投資経験上でも年間4%ならば実績を出してきました。ところが年間5%以上の利回りを得るためには、日本国内主体にした預貯金や債券などの低リスク・低利回りの運用では不十分になり、ある程度、高利回りの運用を組み込む必要があります。この状況を乗り切るために、新NISAを最大活用すべきだと思います。なぜなら従来想定の4%と、インフレを考慮した5%の差分である「1%の現実解」が、この20%無税である程度、相殺できると思うのです。

インフレの大波を乗り切るために新NISAを FIREライフに生かす – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

種金の重要性:最初の100万円=資産運用の出発点「貯め癖」

ゴキゲン資産運用理論のスタートとして、最初の種金を貯めることはとても大事です。まず100万円を目標に貯金しましょう。自分の労働した収入から時間をかけてでも、こうした大きな金額を貯金することは、貯め癖を作るためにも大事です。

 

最初の100万円を貯めるための戦略

最初の100万円を貯めるための具体的な戦略には、以下のような方法があります。

  1. 毎月の目標額を設定:
  2. 支出の見直しと節約:
  3. 先取り貯金:
  4. 副業や臨時収入:
  5. 家計簿の利用:

これらの戦略を組み合わせて実践することで、最初の100万円を効率的に貯めることができます。目標を明確にし、計画的に貯金を行うことが大切です。

この種金である最初の100万円が、5年後に200万円、10年後に400万円、15年後に800万円、20年後に1600万円、25年後に3200万円、30年後に6400万円になるのです。その決意をもって、なるべく早い時期にスタートをきることが大事なのです。

参考記事

1年間で100万円を貯金する方法8つ!達成のコツを知って計画的に目標を達成しよう | さちかち (ashikagabank.co.jp)

 

経済的自立への第一歩:資産運用の基礎

投資運用の重要性と基本戦略

資産が保全されている貯金と違い、投資はプラスにもなれば、マイナスとして損失を出す可能性が存在します。でも、投資運用には基本的なコツが存在します。まずはそれを学びましょう。

分散投資

分散投資とは、投資のリスクを分散し、安定したリターンを目指す投資戦略の基礎です。一般的に「卵を一つのかごに盛るな」という投資の格言で知られています。これは投資先や時間を複数に分けることで、資産全体におよぶリスクを抑えることを意味します。

・地域・通貨の分散

地域・通貨の分散は、異なる地域や通貨に投資することで、特定の国や通貨の経済状況に左右されるリスクを減らす方法です。例えば、日本だけでなく、アメリカやヨーロッパ、新興国の市場にも投資することで、地政学的リスクや通貨リスクを分散できます。この方法は、特定の地域での経済危機や通貨価値の変動が投資全体に与える影響を抑える効果があります1

・資産・銘柄の分散

資産・銘柄の分散は、株式、債券、不動産など、異なる種類の資産や、異なる業種や業界の銘柄に投資することで、市場の変動に対するリスクを分散する方法です。例えば、株式だけでなく債券や不動産にも分散投資することで、株式市場の下落時にもポートフォリオの安定を図ることができます。資産クラス間で相関関係が低いほど、分散効果は高まります1

・時間・タイミングの分散

時間・タイミングの分散は、投資を一度に行うのではなく、複数の時点に分けて行うことで、市場の変動リスクを分散する方法です。例えば、積立投資やドルコスト平均法を利用することで、市場の高値での一括投資によるリスクを避け、長期的に安定した投資成果を目指すことができます。これにより、市場のタイミングを予測する必要がなく、長期的な視点で資産を増やすことが可能になります1

メリット:

  • 分散投資をすることで資産下落のリスクを軽減できる。
  • 分散で性質の異なる商品に投資することで、ある資産の価値が下がっても別の資産の値上がりでカバー可能。
  • 投資の時間を分散させることで、相場が下落したときの損失を抑えられる。

 

長期投資

アーリーリタイアを目指す旅は10年、20年以上かかる「旅」です。長期投資を最大限に生かして目標に対する振れ幅を少なくコントロールしましょう。

長期投資は、時間を味方につけ、複利効果を最大化する投資手法です。長期にわたって投資を継続することで、短期的な市場の変動に左右されにくくなり、安定した成果を期待できます。

メリット:

  • 収益が安定し、フレの大きい証券であっても収益の安定性が高まる。
  • 1年当たりのコストを下げられる。
  • 短期売買の失敗を防げる。

ポートフォリオの設計

ポートフォリオは、投資の目的やリスク許容度に応じて、資産運用を適切な資産クラスに配分するプロセスです。ポートフォリオに含まれる各資産クラスについて、以下のように説明できます。

  • 株式

株式は企業の所有権を表す証券で、投資家は市場で株式を購入することでその企業の一部の所有者となります。株価は企業の業績や市場の需給によって変動し、配当や株価の上昇を通じて利益を得ることができます

  • 債権

 債券は国や企業が資金を調達するために発行する証券で、投資家は債券を購入することで発行者から定期的な利息収入(クーポン)と元本の返済を受け取る権利を得ます。債券は通常、株式よりも低リスクとされています

  • 不動産

不動産投資は、土地や建物などの物理的資産に投資することで、賃貸収入や価格上昇から利益を得る方法です。不動産はインフレヘッジとしても機能し、ポートフォリオのリスク分散に貢献することができます

  • 金現物・貴金属

金現物投資は、金(ゴールド)などの貴金属に直接投資することで、通貨の価値下落や経済的不安定性から資産を守る方法です。金は伝統的に安全資産と見なされ、ポートフォリオのリスクを低減する効果があるとされています

  • 現金

現金は流動性が非常に高く、市場の変動に応じて迅速に他の資産に転換することができます。また、緊急時の資金需要に対応するための保険としての役割も果たします

これらの資産クラスは、それぞれ異なる特性とリスク・リターンプロファイルを持っており、バランスの取れたポートフォリオを構築する際には、これらを適切に組み合わせることが重要です。投資目的やリスク許容度に応じて、これらの資産をどのように配分するかが、ポートフォリオ管理の鍵となります。

 

ポートフォリオ設計の基本ステップ:

  1. 投資する作品の選定。
  2. 提出テーマや投資目的の明確化。
  3. 自分の強みや投資スタイルを強調。
  4. ユーザ視点での構成、つまり投資家のニーズに合わせた設計。

 

参考記事

【初心者向け】分散投資の方法3つと大切な理由を解説! | 三菱UFJ銀行 (mufg.jp)

第3回 長期投資のメリットとは – 投資信託協会 (toushin.or.jp)

【富裕層向け】債券投資のリスク管理とポートフォリオ構築のポイント | 富裕層の資産運用・債券のご相談ならIFAのウェルス・パートナー (wealth-partner-re.com)

【不動産投資】ポートフォリオとは?投資の種類とポイントをご紹介 | manabu不動産投資 (orixbank.co.jp)

 

【体験談】

私は「資産を5年で2倍にする」方針で運用して、25年間連続達成しました。そのためには、ある程度のリスクを許容する必要がありますし、かなりの時間をかけた研究も必要です。そして実際に投資で失敗もし、その経験を糧に勝つ術を学んでいきました。この歴史の中で最も有効だったのは「分散投資」のコンセプトでした。25年の中では、国内市場が強いときもあれば、米国市場が好調の時もあり、新興国が好調の時もありました。どこかに偏った投資をしていたら、それを見直さないで放置していたらこのような結果はついてこなかったと思います。

そのなかで、メインは投資信託で運用をしていました。現役時代はとにかく時間がなかったので、市場を日中にみることはできません。そこで値動きのゆるやかな投資信託を主体にポートフォリオを緻密に組み立て、自動買い付けを利用して、時間分散して購入し、あとは1か月に1度、運用実績を確認するだけでした。

その経験から、多忙な現役世代でも、ここで紹介した「分散投資」、「長期投資」、「ポートフォリオ設計」の基本をきちんと実行できれば、「5年で2倍」の理論は継続できると考えています。

SMAでアーリーリタイアに向けた資産運用 FIRE、経済的自立を目指す方へ – ゴキゲンLifeShift (gokigenlifeshift.com)

 

資産形成を効率化する自動化戦略

現役時代はとにかく時間がないものです。また投資は浮き沈みがあるので、その成績によってメンタルに影響を及ぼす場合があります。そこでご提案したいのが「投資の自動化」です。自動天引きや定時定額購入方式をうまく取り込むことで、ドルコスト平均法を簡単に実践することができます。意識しなくても自動的に定期的な投資が実行できるメリットは計り知れません。

資産形成を効率化するための自動化戦略には、以下のような具体的な方法があります。

 

  1. 給与天引きによる貯蓄・自社株買い:
    • 給与から直接一定額を貯蓄口座や自社株購入に振り分ける方法です。
    • 特にまだ投資経験がない世代は、種金づくりのために社内預金や財形貯蓄を積極的に活用しましょう。
  2. 自動投資プラン:
    • 投資信託やETFなどの自動投資プランを利用して、定期的に一定額を投資する方法です。
  3. 自動積立投資:

これらの方法を利用することで、資産形成を継続的かつ無意識に行うことができ、長期的な資産増加につながります。自動化により、投資の機会損失を防ぎ、複利効果を最大限に活用することが可能になります。

自動化のためには、まず証券会社に口座を開く必要があるので、まずはその部分を説明します。

 

証券口座の開設方法

証券口座を開設することで、株式や投資信託などの金融商品を購入し、資産運用を行うことができます。口座開設のプロセスは以下の通りです。

  1. 証券会社の選定:
    • 自分の投資スタイルや目的に合った証券会社を選びます。
    • ネット証券や店舗型証券など、サービス内容や手数料が異なるため、比較検討が必要です。
  2. 口座開設申込:
    • 証券会社のウェブサイトからオンラインで申し込むか、店舗に訪れて申し込みます。
    • 必要な情報を入力し、申込みを行います。
  3. 本人確認書類の提出:
    • 身分証明書やマイナンバーカードなど、本人確認のための書類を提出します。
    • オンラインでの提出や郵送での提出が可能です。
  4. 口座開設完了:
    • 書類の審査が完了すると、口座開設完了の通知が届きます。
    • その後、初期設定を行い、取引を開始できます。
  5. 初期設定:
    • 取引パスワードの設定や、銀行口座との連携など、初期設定を行います。
  6. 取引開始:
    • 初期設定が完了すれば、株式や投資信託などの取引を開始できます。

証券口座を開設する際には、各証券会社のサービス内容や手数料、サポート体制をしっかりと確認し、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。

 

キャリアの転換と資産運用:大胆な決断の価値

キャリアの転換と資産運用:大胆な決断の価値

 

稼げる業種・職種への転職 : キャリアチェンジが資産運用に与える影響

グローバル化、高度なネット社会化によって、従来は長寿であった「企業寿命が短命化」しています。過去の世代のように1社に就職してそのまま引退まで働き続けるのは難しくなるでしょう。

そこで大事なるのが、「稼げる業種・職種への転職」という大胆な決断です。

キャリアの転換は、新たな収入源を開拓し、資産運用の選択肢を広げる機会を提供します。特に、専門性の高い分野や成長産業への転職は、収入の増加だけでなく、自己投資としての価値も高まります。新しいキャリアパスを選ぶことで、投資家は自分自身のスキルと知識を市場での価値あるものに変えることができ、それが資産運用にも良い影響を与えることになります。

 

高収入が見込める業種の特徴

稼げる業種への転職は、資産運用において重要な一歩となります。高収入が見込める業種は、一般的に技術革新が進んでいる分野や、専門性が求められる分野です。例えば、IT、金融、医療、エンジニアリングなどがこれに該当します。これらの業種では、高度なスキルや専門知識が必要とされ、それに見合った報酬が期待できます。

 

転職を成功させるための戦略

転職を成功させるためには、市場の需要を理解し、自身のスキルセットを適切にアピールすることが重要です。業界のトレンドを追いかけ、必要な資格や経験を積むことで、競争力を高めることができます。また、ネットワーキングを通じて業界の人脈を築き、キャリアの機会を広げることも有効です。

 

外資系IT企業への転職

外資系IT企業への転職は、高い給与と共に、株式報酬プランの利点を享受することが多いです。日本の企業では、順調に出世していないと年齢とともに給与が減少する傾向があり、資産形成が難しくなります。また、早期リタイアというFIRE特有の価値観と齟齬が生じる場合も多いです。そう考えると「外資系企業への転職」は、年収を上げるための有力な選択肢の一つになります。特に外資系企業は日本企業に比べて、転職の条件が厳しくなる45歳以上にとって、年齢に関係なく能力や実績を評価してくれる場合が多く、年収を上げるチャンスがあります。またFIRE志望者の価値観やライフスタイルに合う柔軟な働き方やキャリアパスもあります。

 

プロフェッショナル人材への転換

現代の労働市場では、専門的なスキルと知識が高く評価されています。プロフェッショナル人材への転換は、キャリアの可能性を広げるだけでなく、資産運用においても大きなメリットをもたらします。専門職に就くことで得られる高収入は、投資資本を増やす機会を提供し、より多くの資産運用オプションを利用できるようになります。また、専門職は一般的に職業安定性が高く、経済的な不確実性の中でも安定した収入を確保することができます。

 

資産運用への影響

高収入業種への転職は、資産運用の視点からも大きなメリットをもたらします。増加した収入を投資に回すことで、資産の成長を加速させることが可能です。また、高収入を得ることで、より多様な投資オプションを選択できるようになり、リスク分散にも寄与します。

 

まとめ:長期的な視点で資産運用を考える:持続可能な戦略

長期的な資産運用のメリット

長期的な資産運用は、市場の変動に左右されにくいという大きな利点があります。時間を味方につけることで、短期的な損失を回復し、複利の力を最大限に活用することができます。また、長期投資は税金の面でも有利であり、資産の安定した成長を促進します。さらに、長期的な投資戦略は、投資家が市場の短期的な騒音から離れ、より大きな経済的トレンドや企業の基本的な価値に集中することを可能にします。

 

15年、20年のスパンで資産を成長させる方法

資産を長期にわたって成長させるには、分散投資が鍵となります。株式、債券、不動産など、異なる資産クラスに分散して投資することで、リスクを抑えつつ、市場の成長に乗ることができます。また、定期的なリバランスを行い、投資ポートフォリオのバランスを保つことも重要です。これには、市場の変動に応じて、ポートフォリオ内の資産配分を調整することが含まれます。例えば、株式市場が好調な時は株式の割合を減らし、逆に市場が低迷している時は株式を買い増すことで、リスクを管理しつつ成長の機会を捉えることができます。


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